今日の絶景

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ブルーに塗られた鮮やかな邸宅に
フリーダ・カーロの人生を垣間見る

Magnificent View #733
フリーダ・カーロ博物館(メキシコ)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 メキシコの首都メキシコシティにあるこの建物の通称は「ブルーハウス」。その呼び名のとおり、鮮やかな青色に塗られたこの家は、メキシコを代表する女性画家、フリーダ・カーロにまつわる博物館だ。

 18歳でバスの事故に巻き込まれて瀕死の重傷を負い、後遺症に悩まされながらも、強烈な個性を放つ絵を描き続けたフリーダ。22歳でメキシコ壁画運動の中心人物だった画家のディエゴ・リベラと21歳差で結婚した後は、アメリカでも絵画や壁画を制作したほか、ヨーロッパでも評価を獲得。47歳で亡くなるまで、波乱万丈の人生を歩んでいる。

 そんな彼女が暮らした家を利用した博物館の中は、メキシコの強い太陽のごとく、カラフル。ブルーの外壁だけでなく、家じゅうのいたるところに赤や黄色、緑色の配色がされ、強烈な痛みに苦しんだ女性が暮らした家とは思えないような、明るい雰囲気を醸し出している。

 不自由な身体や近代化の荒波に翻弄されつつも、力強く生きたフリーダ。その人生に共感する人々が、世界中からここを訪れている。

2015.10.03(土)

文=芹澤和美

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