ハワイには「ラナイ付コンドミニアム」はほぼ存在しない

 初めまして……。わたくしはまだ「スタイリスト」という職業が世間的にまだ認知されていない頃からその世界に足を踏み入れ、その後フォトグラファーやファッションディレクターとして、かれこれ30年以上微力ながらフリーランスで活動させていただいている小川カズと申します……。

男性スタイリストの草分け。

 今現在の活動は業界No.1のお洒落者で有名な堺正章氏をはじめ、石田純一、片岡鶴太郎、武田修宏etc.……の個性的かつ都会的なタレントのスタイリングを中心に「衣・食・住」すべてのジャンルにおいて「頼まれればなんでもやる!」といったスタンスの自称「なんでも屋」とでも言えばわかりやすいでしょうか……。そんな僕が若くしてハマってしまった「アロハ・スピリット」……。このページでは雑誌やガイドブックには決して書かれない、僕の独断と偏見の目で見て感じた、知られざる「HAWAII」をご紹介していけたらと思っております……。

 僕はこの業界には珍しく故郷のない東京青山生まれ&育ちに加え、親の見栄で(笑)幼い頃から「暁星学園」というフランス人が開校したいわゆる「おぼっちゃま」学園育ち&ヨーロッパナイズされた教育を受けたということもあり、学生時代まで「アメリカ」という国は僕にとってまったくといっていいほど縁のない存在でありました……が、高校卒業時に当時つきあっていた彼女の「卒業旅行」にくっついて初めて訪れた楽園「HAWAII」のカジュアルかつスピリチュアルな魅力にとりつかれ、「ここぞ僕の故郷!」と 現在に至るまで150回以上、旅をし続けております。

 そして数年前ついに念願のコンドミニアムも手に入れ、日本と行ったり来たりの自由気ままな「お気楽人生」を送る今日この頃……。

念願のコンドミニアムの中はこんな具合。

 我が家の自慢はなんていったって180度開放の「ラナイ」!! みなさまもよく耳にされているハワイ語で「ベランダ」という意味の「ラナイ」ですが、現実のハワイではここ数年シャープなガラス張りのデザインが流行っているために窓の外にも出られないところも多いぐらいで、実は心地よい「ラナイ付き」のコンドミニアムはほぼ存在しないという事実はあまり知られておりません……。例外なくうちのコンドも椅子ひとつ置けるぐらいの小さなものしか付いていない部屋がほとんどなんでありますが、偶然ペントハウスが手に入ったこともあって、なんと、とんでもなく広い「ラナイ」が付いてきたもんだからこんなラッキーな話はありません!!

プールも完備し、目の前には大パノラマが。

 その上、目の前はパワースポットで有名な「マノア渓谷」がすっぽりと広がる大パノラマなもんだから、メチャ癒されるわけです!!

ラナイは大きなソファもおける広さ。

 どうして山側なのかと言いますと、日本人のほとんどの方は無い物ねだりなのか必ずと言っていいほどオーシャンビューサイドの部屋を好む傾向があるんですが、海側は西日が強すぎるために家具やカーテンがすぐに焼けて劣化するわ、室内もより暑く、冷房代もやたらと高くつくわ、さらに夜は真っ暗で何も見えないわとローカルではあまり良しとはされておらず、欧米人も夜景の美しい山側を好む方が多いとお聞きして僕もそうしたわけなんですが、 いやいやこれもまた大正解!!

夜は街の灯りが星屑のように輝く。

 なぜなら部屋は冷房をつけたことがほとんどないほど風通りが良く、大きなソファーを「ラナイ」に置きっぱなしでも劣化することもないし、夜も心地良すぎる風の流れに身を任せながら星屑のように輝く街の灯りをじっと眺めているだけで、お酒が美味しくいただけるというわけであります。

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2015.11.01(日)
文・撮影=小川カズ

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