絶景ビューのスイートルーム!

リビングからもベッドルームからもこの絶景! 室内の詳細は1ページ目の動画をご覧あれ。

 「ザ・ペニンシュラ香港」には、54室のスイートを含む12種類300室の客室がある。タワー棟は2012年に、1928年の開業からの歴史を刻む本館は2013年に改装を終えてリニューアルオープンした。客室には最新のテクノロジーが導入され、日本語で表示されるタッチパネルに触るだけで、照明やエアコン、カーテンの開け閉めなど、ほとんどの用事が済んでしまうという快適さだ。

左:壁にあるタッチパネルのコントローラー。ゲストの言語に合わせてチェックイン前に設定される。言語は日本語を含め11種類と豊富。
右:朝食は、レストラン「ザ・ベランダ」に行ってもルームサービスでも同じ料金だったので、2泊のうちの1回をルームサービスにしてみた。窓に向かってテーブルをセットしてくれたので、絶景ビューの素晴らしい朝食を楽しむことができた。

 今回、私が滞在したのは、上から4番目のカテゴリー、ヴィクトリア湾に向かって右端にあるデラックスハーバービュースイート(19,800香港ドル)だった。冒頭に書いたように、ありがたいことにアップグレードしていただいたのだ。

ベッドからも絶景を望むことができる。ソファも窓に向けて置かれていたり、望遠鏡があったりと、絶景を堪能できる工夫がたくさんあった。

 ドアを開けるとリビングルームがあり、ヴィクトリア湾を一望できる大きな窓がある。その奥のベッドルームも同様の絶景ビュー。そしてその先に続くバスルームは、バスタブからのパノラマビュー! 室内の説明を受けながら奥に進むたびに窓に近づき、驚きの声を上げずにはいられなかった。とくにバスルームには感動した。

こちらは昼間のバスタブ。ただし、入浴時にはブラインドを下ろしたほうがいいかも(笑)。
そして、夕焼けのバスタブ。この時間帯ならバスルームの明かりを落とせば安心して入浴できるかと。

 客室内の詳細は、1ページ目の動画をご覧いただきたい。撮影させていただいたのは、同じカテゴリーの1階下の、若干レイアウトが違う客室。ヴィクトリア湾に向かって左端にあった。入り口のドアがリビングとベッドルームの間にあるという造り。そのほかは同じで、バスタブのパノラマビューも同様に素晴らしかった。

夜になるとライトアップされた香港島のビル群がヴィクトリア湾に映り込んでこの美しさ!
バスルームには、通常のバスアメニティのほかに、高級スパブランド「ESPA」の3種類のバスオイルが用意されていた。好みのオイルを使ってアロマバスを楽しむことができる。

 滞在中のうち、半日は客室内で原稿を書いていたのだが、その、何とも落ち着かないこと。夕方になると赤く染まる空に香港島のビルが映え、暗くなれば夜景が美しい。原稿半分、三脚を立てての撮影半分となり、客室にいながらデスクワークに集中できないのだ。それほど絶景が素晴らしい客室だった。

 また、その半日で様々な皆さんがやってきた。ミニバーをチェックしに来たり、夕方のアペタイザーが運ばれて来たり、箱に入れて花まで添えた洗濯物を届けてくれたり、最後には「なにかご用はないですか?」と(笑)。あえて「Don't Disturb」のサインを出さなかったのだが、どれだけ大勢のホテルスタッフがケアしてくれているのかということがよく分かり、老舗ホテルのサービスの真骨頂を垣間見た気がした。

The Peninsula Hong Kong(ザ・ペニンシュラ香港)
所在地 Salisbury Road, Kowloon, Hong Kong
電話番号 +852-2920-2888
URL http://www.peninsula.com/hongkong/jp

【日本での問い合わせ先】
予約センター(日本)

フリーダイヤル 0120-348-288

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航130回超・60カ国超、海外スパ取材230軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)が4刷、台湾版も好評につき、中国版出版制作中! 第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』好評につき、こちらも中国版出版決定!
Twitter https://twitter.com/aisha_t
ブログ http://ameblo.jp/aisha
「たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周」Facebook
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Column

たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周

ファーストクラスで世界一周だなんて手の届かぬ高嶺の花かと思いきや、実はちょっとの工夫でリーズナブルに実現することができるんです。アマゾン川、マチュピチュ、ウユニ塩湖、ナミブ砂漠、南アフリカ、オーストラリア、香港、インドネシア……。トラベルライターのたかせ藍沙さんが体験したとっておきの旅を、ここに公開!

2015.09.11(金)
文・撮影=たかせ藍沙