今日の絶景

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ISによる破壊行為の犠牲となった
シリアを代表する世界遺産の運命は

Magnificent View #705
パルミラ遺跡(シリア)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 「世界で最も美しい廃墟」と言われているのが、シリアにあるパルミラ遺跡。ローマ帝国に支配されていた時代に、砂漠に建設された都市跡で、ローマ式の円形劇場や浴場などが残されている。

 オアシス都市のパルミラが全盛期を迎えたのは3世紀。シルクロードを行くキャラバンでにぎわい、円形劇場は商人たちを楽しませていた。当時はナツメヤシの緑に包まれ、パルミラの名もギリシャ語でナツメヤシを意味する「パルマ」が起源だと言われている。

 1980年、世界遺産にも登録され、シリアを代表する観光地に。だが、2015年8月、過激派組織ISがこの遺跡の中にあるバールシャミン神殿とベル神殿の一部を破壊したとする写真を立て続けに公開した。なかでもベル神殿は、中東において紀元前1世紀の最も重要な宗教建造物ともされる遺跡。

 今後、さらに破壊行為が繰り返され、被害が広がることが懸念されている。

2015.09.05(土)

文=芹澤和美

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