ディープ・テイストを味わう アメリカ南部ごちそう旅

ディープ・テイストを味わう アメリカ南部ごちそう旅

異文化が絶妙にミックスされた街
ニューオリンズでワニ料理に挑む!

 ミシシッピ川を北上してルイジアナ、ミシシッピ、アーカンソー州を巡り、アメリカ南部のディープ・テイストを楽しむ旅。街角に流れるジャズを聴き、優雅なプランテーションハウスに招かれ、アメリカの公民権運動の舞台をも訪れます。多民族の歴史が香るスパイシーな料理、甘さがぐっと濃いスイーツの数々。アメリカ南部をたっぷり味わう旅をご紹介します。

老舗レストランで食したアリゲーターのお味は?

馬にまたがるのは、1815年にニューオリンズの戦いで英国を破り、後に第7代アメリカ合衆国大統領となったジャクソン将軍。背後に立つのは、セントルイス大聖堂。ここは旧市街フレンチ・クォーターの中心で、ヨーロッパ的な雰囲気も。

 ミシシッピ川の南端、メキシコ湾に面した河口の街であるルイジアナ州ニューオリンズ。国際空港の名前には「ルイ・アームストロング」が付く。ここは、アフリカの音楽にルーツを持つジャズの聖地。

 街の名前“ニューオリンズ”は“新しいオルレアン”を意味する。ここは、かつてフランス領時代には首府だった。そして18世紀にはスペイン領になり、19世紀にはアメリカ合衆国へ。そんな複雑な歴史がエキゾチックな雰囲気を生み、この街はいくつもの違う顔を見せるのだ。

歴代の米国大統領やハリウッドのスターなど、数々のセレブも魅了された「アントワーヌズ・レストラン」のカキ料理、オイスター・ロックフェラー。

 1840年創業の老舗、サービスもヨーロッパ的に折り目正しい「アントワーヌズ・レストラン」で、名産のカキを使った料理、元祖オイスター・ロックフェラーを食べる。オイスター・ロックフェラーは、殻付きのカキの上にクリームソース(ここはホウレンソウなども入る)とパン粉をかけて焼いたもの。洒落たカキのミニグラタンという感じ。カキの旨味とリッチなソースがマッチしておいしい。

スープの中に入っているのは、なんとワニの肉!

 「これも名産です」と言われたスパイシーなポタージュスープの中身はなんとアリゲーター(ワニ)! ワニの肉は、意外とまったくクセがなくて、あっさりしたビーフシチューのような味わいだった。

Antoine's Restaurant(アントワーヌズ・レストラン)
所在地 713 Saint Louis St, New Orleans, LA 70130
電話番号 +1-504-581-4422
URL http://www.antoines.com/

バーボンストリート沿いの広場の賑わい。地元クリエイター達が作品を売っていた。

 夕食を終えて、賑わう街をそぞろ歩く。あちこちからジャズが聞こえてくるのは、まだマルディグラ(謝肉祭)の興奮が冷めやらぬバーボンストリート。

 2015年は、超大型ハリケーン・カトリーナの来襲から10年目。ニューオリンズは、市内の8割が水没した。そこから復興して今は活力にあふれる街になった。

広場にはラウンジのようなコーナーも。クリスマスツリーのようにマルディグラのビーズネックレスが飾られていた。

<次のページ> 強烈に甘~い名物の数々はクセになりそう!

2015.08.11(火)

文・撮影=小野アムスデン道子

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