夏を惜しみながら静かに楽しみたい懐かしの線香花火。この夏の終わりには、儚い炎を眺めながら、大切な思い出を振り返ってみませんか?

 日本初の花火セレクトショップ「fireworks」主宰の山田遊さんにお話を伺い、昔ながらのものから、進化した今どきの線香花火までをご紹介します。

» 第1回 線香花火の魅力とその楽しみ方
» 第3回 福岡発のこだわり抜いた美しい線香花火
» 第4回 モダンなデザインの可愛い線香花火

◆ 牡丹桜[ 三州火工 ]

20本入り。1,000円/稲垣屋

徳川時代の伝統美を受け継ぐ

 「三河は江戸時代から花火の産地です。微妙な差異ですが、九州生まれの線香花火とは、若干異なる火花の散り方がいいですね」。4色の鮮やかな和紙に包まれた長手型。

稲垣屋
電話番号 0564-48-2156
URL http://www.inagakiya.co.jp/

2015.07.26(日)
text=Chisato Suzude(BEAM)
photographs=Masahiro Sanbe
special thanks=AWABEES

CREA 2015年8月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

すぐできる、夏休みっぽいこと

CREA 2015年8月号

すぐできる、夏休みっぽいこと

定価780円