【次に流行るもう一曲】
植田真梨恵「わかんないのはいやだ」

福岡出身の新星シンガーソングライター

伊藤 2曲目は植田真梨恵のメジャー3rdシングル「わかんないのはいやだ」。福岡出身のシンガーソングライターです。

山口 最近、注目されていますよね。福岡とは知らなかったです。あの街は、本当に才能の産地ですね。フォークの大御所はたくさん出たし、めんたいロックって言われるくらいスターロックバンドも輩出しています。

伊藤 フォークで言うと井上陽水、ロックと言えばTHE MODS、あとはチェッカーズ……個人的に(笑)。しかし、なんで福岡なんですかね?

山口 一言で言うなら、伝統ですよね。九州中から才能が福岡に集まるという側面もありますね。女性アーティストだと、椎名林檎、MISIA、中島美嘉、YUIなどなど。錚々たる顔ぶれです。

伊藤 植田真梨恵の場合も小さい時から地元ののど自慢大会に参加したり、地元のタレント事務所に声かけられたりしたみたいなので、福岡にはそういう環境もそろっているんでしょうね。彼女の歌をはじめて聴いたのはメジャーデビューシングル「彼に守ってほしい10のこと」だったんですけど、インパクトありました。

山口 タイトルがスゴく良いですよね。NAVERまとめでPVを稼ぎそうな(笑)。思わず聴いてみたくなります。YouTubeの公式チャンネルでの再生回数は50万回超でした。

伊藤 ベストセラーブックの風格ですもんね(笑)。タイトルだけじゃなく、良い声だし楽曲にもセンスを感じる実力派。これから期待できるデビュー2年生です。ぜひライブも観てみたい!

植田真梨恵「わかんないのはいやだ」
GIZA studio 2015年8月12日発売
初回限定盤[CD+DVD]1,852円、通常盤[CD]1,200円(税抜)
■久留米市出身の植田真梨恵は、1990年生まれの24歳。約7年のインディーズ活動を経て、2014年にシングル「彼に守ってほしい10のこと」でメジャー進出を果たす。本作のカップリング曲「クリア」はオルビス化粧品「CLEAR」のイメージソング。
■「わかんないのはいやだ」作詞・作曲/植田真梨恵 編曲/徳永暁人
■オフィシャルサイトURL http://uedamarie.com/

山口哲一 (やまぐち のりかず)
音楽プロデューサー、コンテンツビジネス・エバンジェリスト。(株)バグ・コーポレーション代表取締役、「デジタルコンテンツ白書」(経産省監修)編集委員。プロデュースのテーマに、ソーシャルメディア活用、グローバルな視点、異業種コラボレーションを掲げて、音楽とITに関する実践的な研究を行っている。著書に『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、『ソーシャル時代に音楽を“売る”7つの戦略』『プロ直伝! 職業作曲家への道』(リットーミュージック)、『世界を変える80年代生まれの起業家 ~起業という選択~』(スペースシャワーネットワーク)、『DAWで曲を作る時にプロが実際に行なっていること』(リットーミュージック)がある。詳細プロフィールはこちら
Twitter@yamabug https://twitter.com/yamabug
ブログ「いまだタイトル決めれず」 http://yamabug.blogspot.jp/
作曲家育成セミナー「山口ゼミ」 http://www.tcpl.jp/openschool/yamaguchi.html
WEDGE Infinity連載「ビジネスパーソンのためのエンタメ業界入門」 http://wedge.ismedia.jp/category/entertainment

伊藤涼 (いとう りょう)
音楽プロデューサー、ソングライター。「青春アミーゴ」などのミリオンセラーをプロデュース、後にフリーランスに。ソングライターとして、乃木坂46「走れ!Bicycle」、AKB48「ここにいたこと」などの作品がある。作詞アナリスト、フードミュージックプロデューサーとしても活躍。論理的で明晰な分析力に注目。著書に『作詞力 ウケル・イケテル・カシカケル』(リットーミュージック)、山口哲一との共著に『最先端の作曲法 コーライティングの教科書』(リットーミュージック)がある。
マゴノダイマデ・プロダクション http://www.mago-dai.com/
ブログ「伊藤涼の音楽」 http://ameblo.jp/magodai/
伊藤涼が主宰する作詞研究室リリック・ラボ 
http://www.mago-dai.com/?p=778

 

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2015.07.30(木)
文=山口哲一、伊藤涼