森の中のキッチンでピザを作ろう！
「星野リゾート」のひと味違う夏休み

“寒天足水”でほてった足をクールダウン

寒天足水に足を浸しながら温泉指南を受ける。湯上がりには低カロリーの寒天ドリンクもいい。

 長野県浅間温泉にある「星野リゾート 界 松本」では、寒天を使った珍しいプラン“寒天滞在”が用意されている。

 寒天の生産量日本一を誇る長野県。冬に作られる角寒天は、諏訪地方が世界唯一の産地ともいわれている。このプランは、食物繊維が豊富でカロリーがほとんどないヘルシーな寒天を使った、新しい夏の温泉滞在だ。

左：肌に優しい寒天石鹸作りを体験。
右：諏訪地方には古くから、水で戻した寒天を食材として食べる習慣があるという。

 まずは“寒天足水”でほてった足をクールダウン。これは、花びらを浮かべた、ひんやりとした柔らかい寒天の中に足を浸すというもの。寒天の保水効果で、乾いた肌もしっとりと潤う。同時に温泉バトラーが、「界 松本」の名物である8種13通りの湯の効果的な入浴法も指南してくれる。

 またぜひトライしてみたいのが、オリジナルの寒天石鹸作り。肌に優しく、直接つけてマッサージもできる、ぷるぷるとした独特の感触の寒天石鹸。好きな色に着色でき、見た目も涼しげだ。

美味しい肉と野菜が、素敵な夏休みの思い出を演出してくれる。

 夕食は、こだわり和牛とともに寒天と野菜のバーニャカウダを食す特別会席。バーニャカウダの食材のひとつとして、寒天そのものの食感を楽しもう。野菜と寒天たっぷりで、カロリーを気にすることなくたっぷり食べられる。

 このほかにもオプションで、就寝前に寒天パックとマッサージも。粒子が細かく、毛穴に入り込んで汚れを吸着する寒天のパックで、翌日はお肌もぷるぷるだ。

文＝榎本市子