今日の絶景

今日の絶景

チェコの古都の中心に堂々と立つ
38年間かけて造られたモニュメント

Magnificent View #659
オロモウツの聖三位一体柱(チェコ)

(C) Robert Harding Images/ Masterfile / amanaimages

 チェコ東部の古都、オロモウツの中心に堂々と立つのは、18世紀中頃に完成したバロック様式のモニュメント。「最後の宗教戦争」「最初の国際戦争」などと呼ばれた17世紀半ばの三十年戦争でスウェーデンに占領されていたオロモウツが、終戦で解放されたこをと記念して、建てられた。

 この聖三位一体柱の建造が始まったのは、1716年のこと。建築を指揮した石工が亡くなった後も、職人たちが意志を引き継ぎ、1754年に竣工した。献堂式には、マリー・アントワネットの母であり、「オーストリアの女帝」と言われたマリア・テレジアとその夫の神聖ローマ皇帝フランツ1世も臨席している。

 高さは約35メートルあり、最上部には銅に金メッキを施した三位一体の像、その下には聖母の被昇天の像、聖人像やレリーフなどが飾られ、最下層には礼拝堂がある。礼拝堂の中に入り窓をあけて話すと、広場全体に声が聞こえるような設計になっているのだという。

2015.07.21(火)

文=芹澤和美

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