今日の絶景

今日の絶景

「最もポルトガルらしい」村には
巨岩と一体化した家々が立ち並ぶ

Magnificent View #649
モンサント(ポルトガル)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 「ポルトガルで一番ポルトガルらしい村」と言われているのが、ここモンサント。スペインとの国境近く、エストレラ山脈の東に位置する小さな村だ。

 村の象徴といえば、いたるところに転がる岩と、その岩にしがみつくようにして立つ家。なかには、そこにあった岩をそのまま屋根や壁に利用しているものまであり、まるで岩と住宅街が一体化しているかのよう。

 なぜ、このような岩だらけのところに村があるのか。それは、山の斜面に大きな石がごろごろと転がる特異な光景から、かつてここが聖なる場所として崇められていたことに由来する。人々はその地に村を築き、もとからあった岩を利用して家を建てたのだ。山の頂上には城が造られ、スペインとの戦争やナポレオン侵攻にも耐えたという。

 屈強にしてユニークな風景を見せる、小さな村。現在は政府認定の「ポルトガルの歴史的な村々」にもなっている。

2015.07.11(土)

文=芹澤和美

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