次々に浮かぶアイデアを形に

左から、「豆乳とはちみつのスコーン」1袋 190円、「ドライチェリーとくるみのスコーン」1袋 210円(すべて税込)。

 スコーンは「豆乳とはちみつ」「ドライチェリーとくるみ」の2種類。優しい甘さで、さっくり、しっとりした食感。何もつけず、そのまま食べるのがいい。「スコーンの裏が焦げているのは、土鍋で炊くご飯のおこげが美味しいのと同じなんです。自家製のかぼちゃをほっくほくに蒸して使ったりと、次々にアイデアが浮かぶんですよ」と松島さんは微笑みます。

 次は、スティック状のクッキー2種。カリカリの「ポテトスティック」はジャガイモを練り込んで、ほんのり甘い。「ぽりぽりグリッシーニ」は酒粕、乾燥の梅干しを使い、お酒のお供にぴったりです。

左から、「ぽりぽりグリッシーニ」1袋 150円。「ポテトスティック」1袋 150円(すべて税込)。

 「オートミールのサブレ」は、ブルーベリー入りでサクサク。「バナナせんべい」はバリッと固めのしっかりした食感。「チャイの米粉ぼうろ」は、スパイスのきいた素朴な味わい。

左上から時計まわりに「オートミールのサブレ」1袋 170円、「バナナせんべい」1袋 230円、「チャイの米粉ぼうろ」1袋 150円(すべて税込)。

 リンゴの甘味とクランベリーの酸味のさわやかなハーモニーが楽しめる「アップルクランベリー」。ニンジンと香ばしいピーカンナッツの「やさいのおやつ」。

 「玄米・バニラフレーク」は、松島さんのお気に入りで、『お菓子ミステリー』という本にあるクッキーをアレンジしたものだそう。

上から時計まわりに「アップルクランベリー」1袋 160円、「玄米・バニラフレークのクッキー」1袋 160円、「やさいのおやつ」1袋 160円(すべて税込)。

 これらすべてが、卵と乳製品を使っていないお菓子。見た目や味わいはもちろん、様々な食感が楽しくて、あれもこれもと買いたくなってしまいます。

 「次は、小麦粉アレルギーの方や子供さんが食べられるように、小麦粉を使わないお菓子を作らなくては」と松島さんは意欲的。すでに「きな粉のクッキー」と「おからのクッキーゴマ味」は大成功。

「バターや卵入りクッキーと一緒に並んでいても手に取っていただけるおいしさ。でも、どちらも和風の味なので、味付けに関してはもうひと工夫したい。小麦粉なしでもおいしいクッキーを焼けるように頑張ります」

2015.06.14(日)
文・撮影=そおだよおこ