今日の絶景

今日の絶景

謎に包まれた将軍によって築かれた
バングラデシュの一大モスク都市

Magnificent View #621
バゲルハット(バングラデシュ)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 バングラデシュ南西部のバゲルハットには、15世紀に建てられたモスクが多く残されている。1985年には、一帯は「バゲルハットのモスク都市」として、世界遺産にも登録された。

 この地を切り開いたのは、トルコ出身の将軍、カーン・ジャハーン。湿地帯という土地柄、当時の住民たちは塩害に悩まされていたが、ある日現われたカーン将軍により、街は多くのモスクを擁する都市へと生まれ変わった。

 その後は、ベンガル地方の交易の中心地として繁栄し、最盛期には、街に360ものモスクがあったという。なかでも、最も保存状態がいいのが、ご覧の「サイト・グンバット・モスク」。ベンガル語で「60のドームを持つモスク」を意味するとおり、屋根には60のドームが並んでいる。

 街を作ったカーン・ジャハーンは、ここに利益をもたらした功労者として現在も崇められ、彼にまつわる伝説も多い。しかし、彼がなぜここにやって来たのか、どんな人物だったのか詳細は分からず、多くの謎が残されている。

2015.06.13(土)

文=芹澤和美

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