ウェルネスリゾートで火入れをしない料理を

左:「ザ・ファーム」では敷地内にあるヤシから1日に300個のココナツを採るという。
右:リゾートの中を優雅にクジャクが歩く。

 今回の「マドリッド・フュージョン・マニラ」には、ベジタリアンフードかつリビングフード(食物の酵素を壊さないように出来るだけ火入れをしない料理)を提供するユニークなウェルネスリゾート「ザ・ファーム」が出展していた。

火入れをしていない料理なのに、ナッツで香ばしさを出したり、とても工夫されていて、味わい深い。

 サン・ベニートにあるこのリゾートは、ヘルシーな食事とスパ・プログラムなどを提供し、そこで使用するココナツオイルを敷地内で製造。そのピュアなココナツオイルを使ってリンパの流れや血流を促すマッサージをする、ヒロットというフィリピン伝統のトリートメントも行う。

 農園も中にあり、食材の半分はここから採ったもので、常に新鮮な素材が手に入る。スムージーやサラダなど野菜の深い味わいがいかにも身体によさそう。一晩過ごしただけでも、身体だけではなく、心もスッキリ軽やかな気分になったリゾートだ。

The Farm at San Benito(ザ・ファーム)
所在地 119 Barangay Tipakan, Lipa
電話番号 +63-2-696-3795
URL http://www.je-web.com/thefarm/

伝統のデザート、ハロハロを食べ比べてみた

 最後に、フィリピンの伝統的なデザート、ハロハロをマニラの旧スペイン統治時代を彷彿とさせるイントラムロス内にあるカフェ「バルバラス」と、マニラの中心地マカティにあるコロニアル調で優雅な「ザ・ペニンシュラマニラ」で食べ比べしてみた。

 ハロハロは、ミルクがけのかき氷をベースに、フルーツや豆、アイスクリーム、ナタデココなどがたんまりとのせられている。入っている豆やフルーツの種類が少し異なるが、両方のハロハロともミルクがさっぱりとして、新鮮なフルーツとバニラやウベ(紫イモ)などのアイスクリームの相性がいい。

左:クラシックなカフェ「バルバラス」のハロハロ。
右:「ザ・ペニンシュラマニラ」の大きな器に入ったハロハロ。

 「バルバラス」はかき氷にミルクをたっぷりかけてフルーツとココナツが多め、「ザ・ペニンシュラマニラ」のハロハロは、アイスクリームと濃厚なプリンがどんとのる豪勢なハロハロだ。

Barbara's(バルバラス)
所在地 Plaza San Luis Complex, General Luna St, Intramuros, Manila, 1002 Metro Manila
電話番号 +63-2-527-3893

The Peninsula Manila(ザ・ペニンシュラマニラ)
所在地 Corner of Ayala and Makati Avenues, 1226 Makati City, Metro Manila
電話番号 +63-2-887-2888
URL http://manila.peninsula.com/ja/

 ご飯(フィリピンではガーリック・ライス)に合うおかずや、かき氷のようなデザートなど、どことなく日本と相通じる部分もあるフィリピン料理。伝統を踏まえつつ、世界のテイストを取り入れて進化を遂げようとしているようだ。

【取材協力】
フィリピン政府観光省

http://www.premium-philippines.com/

小野アムスデン道子 (おの アムスデン みちこ)
ロンリープラネット日本語版の立ち上げより編集に携わったことから、ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するトラベル・ ジャーナリストへ。エアライン機内誌、新聞、ウェブサイトなどへの寄稿や旅番組のコメンテーター、講演などを通して、次なる旅先の提案をしている。
Twitter https://twitter.com/ono_travel

Column

トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート

大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!

2015.06.09(火)
文・撮影=小野アムスデン道子