今日の絶景

今日の絶景

ニュージーランドの岬に聳える
灯台に秘められた不思議な来歴とは?

Magnificent View #610
エグモント岬灯台(ニュージーランド)

(C) Jochen Schlenker / Masterfile / amanaimages

 ニュージーランド北島のタラナキ海岸近くに立つエグモント岬灯台は、背後に聳えるタラナキ山とともに、景勝地として知られる場所だ。

 この灯台が誕生したのは、19世紀半ばのこと。ロンドンで製造され、首都ウェリントンの北にあるマナ島へと運ばれた。しかし、この灯台の明かりはウェリントンにある別の灯台のものと混同され、船の事故が多発。ここに灯台を置くのは適切ではないと判断され、1881年、解体されてエグモント岬へ運ばれたのだ。

 交通がまだ発達していない時代、巨大な鋳鉄製の部品はボートで岸まで運ばれ、何頭もの雄牛が引くソリに乗せて組み立て現場まで移動したという。

 1881年8月1日、ついに灯台が点灯。夜になると8秒に1回白い明かりを点滅させ、遠く離れた船に、その正確な位置を知らせている。

2015.06.02(火)

文=芹澤和美

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