学び舎をリゾートに改装した「ネッリム・ウィルダネス・ホテル」

ネッリム・ウィルダネス・ホテルの客室のひとつ、オーロラ・バブル。暖房の効いた部屋の中でオーロラ鑑賞を。

 ラップランドのリゾート地といえば、サーリセルカやロヴァニエミが有名だが、さらに北上したイナリ湖周辺の2つの村の小さなホテルをご紹介。ネッリムとイナリ、どちらの村もオーロラが見やすいオーロラベルトの下にあり、街灯りの数が少ない理想的な環境。最近、オーロラリゾートとして注目されつつある。

 そしてどちらのホテルも小さく、家族的なおもてなしが受けられるのも魅力だ。ちなみに、両方ともホテルの敷地内でオーロラを見ることができました!

1950年代に建造された学校を改装してリゾートに。周囲は森林や結氷した湖、生活のにおいを感じない大自然のただ中にある。

 イナリ湖の東、イヴァロ空港から車で約50分のロケーション。1950年代に建造された古い学び舎を、当時の趣を残しつつ改装し、2004年にプチホテルとしてオープン。レストランの入ったメイン棟はかつての学生食堂と学生寮、メイン棟の向かいの2階建ての建物は教員のアパートメント、3番目の建物はジムや教室に使われていたそう。

こちらはダブルルーム。キッチンやサウナルーム付きなど、同じ客室デザインや装備の部屋はふたつとしてない。

 客室はスイート4室、キャビン4室を含む、計26室。独立型やサウナルーム付きなど、すべてデザインが異なる。新たに登場したキャビンには、木の伐採からすべて手作りで6カ月かけたものも。

 また、天井がドーム状のクリアな素材でできた“オーロラ・バブル”という客室では、暖かい部屋のベッドに横たわりながら、オーロラを鑑賞することができる。こちらの部屋はバスルームはなく、トイレしか施設はないが、スパークリングワイン付きで2人利用の場合、1人155ユーロ。

ビュッフェスタイルの気軽なレストラン。食事時間以外もコーヒーや紅茶が用意され、セルフで利用できる。

 レストランではトナカイ肉やイナリ湖で獲れた魚、きのこ、ベリー類など地元の食材を生かした料理を、ビュッフェスタイルでサーブ。21時まではコーヒーと紅茶がフリーで用意され、無料のワイヤレスインターネットが利用できることから、レストランは居心地のいいたまり場に。メイン棟には共同サウナもある。

敷地内にポツンと立つサウナルーム。メイン棟の地下にも共同のサウナルームがある。

 つなぎやバラクラバ、ソックス、靴、帽子、グローブなど極寒仕様の防寒ウエアは滞在中20ユーロで貸出OK。地元エリアでオーロラが出現したら携帯にメッセージが届くオーロラ・アラーム・フォンのサービス(4泊10ユーロ、6泊20ユーロ)も。各種スノーアクティビティも申し込みできる。

Nellim Wilderness Hotel(ネッリム・ウィルダネス・ホテル)
所在地 Nelliminitie 4230, 99860 Nellim
電話番号 +358-400-415-989
URL http://www.nellim.fi/

2015.06.30(火)
文・撮影=古関千恵子