今日の絶景

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メキシコシティの豪華な歌劇場は
毎年数センチずつ地下に沈み続ける

Magnificent View #581
ベジャス・アルテス宮殿(メキシコ)

(C) R. Ian Lloyd/Masterfile / amanaimages

 ベジャス・アルテス宮殿は、首都メキシコシティにあるオペラハウス。イタリア産白大理石をふんだんに使用したアールヌーヴォー様式の外観と、ディエゴ・リベラなどメキシコ芸術界の巨匠による壁画が施された内観は、目を見張るほどの豪華さだ。

 この建物の建設が始まったのは1904年のこと。当初は1908年までに終了する予定だったが、柔らかな土壌が問題となり、建設工事は停滞。さらに1910年のメキシコ革命の影響もあり、工事は一時ストップしてしまった。

 苦難を乗り越え、ようやく完成したのは1934年のこと。現在、クラシック音楽やオペラ、ダンスなど数々の舞台が披露され、メキシコ国立民族舞踊団の本拠地にもなっている。だが、建物全体の重量により、年々数センチずつ、地下に沈下しているのだという。

2015.05.04(月)

文=芹澤和美

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