ビタミンCたっぷりのゆず果汁を使った田舎寿司

 1日目の最終目的地は、「ゆずの村」として全国的に有名な馬路村。ここではゆずを使った、高知県の山間部に伝わる郷土料理「田舎寿司」をいただいた。昔、山間の村で白いご飯がごちそうだった頃、野菜など身近なものをネタに握り寿司にして、豪華に振る舞ったのが始まりという。酢飯に使うのはお酢ではなく、もちろんゆず。地域によってネタやご飯の味付けに多少の差はあるものの、炊きたてのご飯にゆず果汁をたっぷりかけて酢飯を作るのは県内共通の「田舎寿司」の作り方だ。

たけのこやしいたけなどの山の幸をネタにした「田舎寿司」。こんにゃく寿司はまるで稲荷寿司みたい!

 ひとくちサイズにまとめた酢飯の上に、みょうがやしいたけ、こんにゃくをネタにしたお寿司。コロンとしたかわいらしいルックスにも心が躍る。

まるでマグロのような赤いネタ。これはゆず酢で漬けたみょうが。

 ゆずはかんきつ類のなかでも、ビタミンCの含有率がトップクラスだという。「ビタミンCはお肌にいいだけではありません。ストレスに負けない心と身体をつくるのにも、一役買っているんですよ」と、堀さんが教えてくれた。

2015.04.18(土)