コナ・タウンにはほかにも素敵なウエディングスポットが!

 コナ・タウンの中心地に立つのがハワイ州最古の教会といわれるモクアイカウア教会。ハワイではじめてキリスト教徒が定住した地といわれ、いまでは真っ白い鐘塔が街のシンボルにもなっている。

外壁は珊瑚や溶岩などハワイ島の資材を使っている。

 教会の柱や梁にはハワイ特産のオヒアという堅い木材が、座席や手すりなどはハワイのマホガニーと呼ばれるほど高級なコアウッドが使われている。静かに時を刻むこの教会では、厳かだけど優しい雰囲気があふれた結婚式がかなえられそうだ。

窓を開けると教会の中を風が通りぬける設計。

 そしてモクアイカウア教会の向い側に立つのが、フリヘエ宮殿。

赤と黄色は王族を象徴するカラー。

 18世紀にハワイ諸島を支配した、カメハメハ大王が生まれたハワイ島には、王族ゆかりのスポットが数多く点在する。そのなかのひとつがフリヘエ宮殿で、1838年に夏の離宮として建てられたものだ。建物は博物館になっていて、海に面した広いガーデンを使っての挙式やパーティーが可能。

モクアイカウア教会側から見たフリヘエ宮殿。
海側に開けたガーデンからフリヘエ宮殿を望む。
ハワイ王族もここから海の景色を眺めていたにちがいない。

2015.07.22(水)
写真=ハワイ州観光局