サンゴ礁の島にやってきたアラビアンラグジュアリー

「ジュメイラ・デヴァナフシ」の到着パヴィリオンからリゾート島へは、サンゴ礁を眺めながら桟橋を歩く。

 次にご紹介したいのは、「ジュメイラ・デヴァナフシ」。ジュメイラといえば、7ツ星ホテルと言われるドバイのバージュ・アリ・アラブを始め、世界各地にラグジュアリーホテルやレストラン、スパを展開するドバイのブランド。ジュメイラ・デヴァナフシは、同グループが経営するモルディブでは2軒目のリゾートで、1軒目の「ジュメイラ・ヴィッタヴェリ」よりもグレードアップしたリゾートだ。

こちらが水上棟。卵形に延びる桟橋の外側に水上ヴィラが並ぶ。全室バトラー付きだ。
水上の2ベッドルームスイートのベッドルーム。この奥にガラス張りのバスルームがある。

 このリゾートの最大の特徴は、水上ヴィラ群が、リゾート島と700メートルも離れている隣り合ったリーフにあるということ。それぞれにレストラン、プール、スパがあるが、いつでもボートで行き来することができる。私たちが滞在したのは中央にプールとリビングがある2ベッドルームのスイート。その先には水平線しかないので、バスルームもトイレも海側の壁はガラス張りで、まさに水上に滞在している感が満喫できる部屋だった。

水上棟のレストラン。左側にブールがあり、右奥にリゾート島が小さく見える。
こちらは水上棟のプール。プールの中にデイベッドがある。

 いっぽうのリゾート島には、ビーチ沿いに大きなプール、メインレストラン、バー、水上スパなどの施設が揃う。メイン施設は島の西側に集中しているので、サンセットタイムには、プールサイドや桟橋に多くのゲストがやってきてドラマチックな風景を楽しんでいる。バーで水タバコをくゆらせながら夕日を眺めるなんてこともアラビアンリゾートならでは。この時間はシャワーを浴びたりして逃すことがないよう、ぜひ、メインエリアに足を運んでほしい。

左:アラビアンリゾートならではの水タバコ。リゾート島のバーに用意されている。
右:リゾート島のメインプール。プールにも夕焼けが写って最高にキレイ!

 ビーチヴィラも全室プール付きで、こちらも天蓋付きのベッドがロマンチック。バスルームには大きなバスタブがある。お湯が溜まるまでに時間がかかるのでは? と思っても大丈夫。バトラーに頼めば、夕食を楽しんでいる間に泡風呂を準備してくれる。

スパは水上にあるので、海を感じながらの施術を楽しむことができる。

 このリゾートでは、島と水上棟というふたつの個性を行き来して楽しむことができるので、撮影のための1泊だけというのが本当に残念だった!

ここで、他では見ることができない、楽園写真家・三好和義さんの撮影風景を! アシスタントの田澤さんとも息がぴったりだ。4月20日発売の『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』をお楽しみに!

Jumeirah Dhevanafushi(ジュメイラ・デヴァナフシ)
所在地 Gaafu Alifu Atoll, Republic of Maldives
電話番号 +960-682-8800
URL http://www.jumeirah.com/

2015.04.07(火)
文・撮影=たかせ藍沙