春の富山へ、アメイジングを探しにいこう

春の富山へ、アメイジングを探しにいこう

映画監督・俳優 奥田瑛二氏インタビュー
「僕が富山で出会ったもの」

 3月14日、待ちに待った北陸新幹線がいよいよ開業の日を迎える。これで東京と富山は約2時間。ぐっと身近な存在になる。そこでどんな出会いが待っているのか。富山には、あなたの知らないアメイジングがいっぱい。驚きと感動をもとめて、さあ、春の富山にでかけてみよう。

 3月27日から30日までの4日間、富山市と高岡市で開催される文化フォーラム「エンジン01 オープンカレッジ」。その大会委員長を務める奥田瑛二さんに、富山で出会った“アメイジング”について語っていただいた。

富山市「樂翠亭美術館」にて。居住まいを正して庭園を見遣る奥田さん。どんなアメイジングがそこにあるのか。

 エンジン01の準備のために、もう5、6回は富山を訪れています。それまで富山とは縁がなかったのですが、足を運んでみると、自然は豊かだし、食材もとびっきりのものが揃う。食の魅力というのは、三つの要素が揃って、初めて生まれてくるものだと思うんです。選りすぐりの素材を使って、思うがままに創りあげた「料理」。その料理に合わせて厳選した「酒」。それを視覚と触覚で引き立てる「器」。富山では、それがすべて地のものでまかなえる。これは驚きでしたね。

富山城址公園に設けられた「AMAZING TOYAMA」のモニュメント。この正方形のフレームで、どんなアメイジングを切り取るかはあなた次第。

 いまの富山に足りないもの、それは艶っぽさだと思うんです。例えば京都。あの街の艶っぽさというのは、京都という街を心から愛する人たちが醸し出す「自信」と「余裕」から生まれている。富山のみなさんにもそれをもってほしい。特に女性のみなさん、遊び心を忘れずに、どんどんイニシアティブをとってください。女性のみなさんがもっともっと魅力的になれば、自然と富山ならではの艶っぽさが出てくると思います。

 映画監督としての僕の持論は、湿り気がないと映画は作れない、ということです。湿り気とは、別の言葉で言えば感動。感動を生みだす空気感。そういう意味では、富山の風土は作家心をくすぐりますね。僕が富山で撮るんだったら、山で家族と暮らす少年と海で家族と暮らす少女の青春恋愛ものかな。違う環境で育った二人がたまたま出会い恋に落ちる。山と海が出会う場所、それが富山だと思うんです。

2015年3月14日北陸新幹線が富山へ! 東京⇔富山が約2時間で直結。

奥田瑛二(おくだ えいじ)
映画監督・俳優。1950年愛知県生まれ。79年、映画『もっとしなやかに もっとしたたかに』の主役で注目を集める。以降、その個性的な演技で、映画、舞台、テレビで活躍。2001年には映画『少女』で監督デビューを果たす。現在NHK大河ドラマ『花燃ゆ』に出演中。

樂翠亭美術館
1950年代、贅を尽くして建てられた実業家の個人宅をスタイリッシュにリニューアル。2011年に美術館としてオープンした。敷地内には回遊式日本庭園もあり、四季折々の風情が楽しめる。
電話番号 076-439-2200

「AMAZING TOYAMA」とは

 何気ない日常に“驚き”を発見しよう。富山市は新たなシティプロモーションのキャッチフレーズを「AMAZING TOYAMA」とし、様々な取り組みを展開しています。詳しくは富山市HP内特集ページ(外部サイト)でチェック!

3月27日から30日まで富山市・高岡市で「エンジン01 オープンカレッジ」開催!

 エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議とは、創造的活動をしている個人によるネットワークで、日本における文化活動の社会的水準を高めることを目的としています。今回、富山市・高岡市で約170名の講師が、セミナーやシンポジウム等を行います。詳しくはhttp://enjin01-toyama.jp/(外部サイト)でチェック。


【コンテンツ一覧】
アメイジングを探しに春の富山へ
» 蛇口をひねれば「おいしい水」が出てくる 富山の「自然」がアメイジング!
» 白エビ200尾の旨み、くすり売りの伝統 富山の「食」がアメイジング!
» 夢まぼろしの世界とグローバルアート 富山の「文化」がアメイジング!

5人の女性陶芸家に訊く高岡の魅力
» 「ものづくりのまち高岡」をわたしが選んだ理由
» 富山・高岡のまち歩きを楽しみながら、クラフツマンシップに触れる

<この記事の掲載号>

CREA Traveller 2015年春号

【最新保存版】
光のバルセロナ、緑のバスクに誘われて
歓びのスペイン
España brillante

定価1010円(税込)

2015.03.10(火)

撮影=志水 隆
プロデュース=関 幸子
協力=富山市

※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

CREA Traveller 2015年春号

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