オールド上海をテーマにした中華料理店も

緑に包まれた2階建ての邸宅、「ザ・チャイナ ハウス」。調理している様子が外からも伺える。

 ホテルのエントランス近く、大きな菩提樹の下の一軒家レストラン「ザ・チャイナ ハウス」。扉を開くと、そこは1930年代の上海を彷彿させるノスタルジック&華やかな世界が広がる。広間に掲げられた、往年の女優を描いたイラストに迎えられ、赤と黒が基調の照明をやや落とした店内へ。格子の窓辺のテーブル席ではアンティーク調の工芸品も目に楽しい。

左:往年の女優のイラストがインパクト大。この広間を抜けて、客席へ。
右:格子窓からやわらかい光が差し込む窓辺のテーブル席。古き良き上海のイメージそのまま。

 アラカルトメニューと好きなだけたのめる飲茶(火~土曜日)があるが、おすすめはサンデーブランチビュッフェ。黒トリュフの小籠包やフォアグラを使った米球などの独創的なものから定番まで揃った点心、海鮮料理に肉料理、飯や麺類など、40種以上も。ビュッフェといえど、オーダー制なので出来立てがいただける。ついつい、たのみすぎてしまうかも!?

気持ちのいい朝が迎えられる「ザ・リバーサイド テラス」。天幕を張ったスペースもある。

 チャオプラヤ川の河畔に面した「ザ・ヴェランダ」と「ザ・リバーサイド テラス」。

 「ザ・ヴェランダ」は、タイ料理からインターナショナル料理、焼き立てのペストリーに自家製アイスクリームまで、バラエティ豊富なアラカルトメニューを揃えたオールデイダイニング。朝食はコンチネンタル、オリエンタル、オーガニックの3種類。

焼き立てのパンのいい香りがあたりを満たす。
大きなガラス窓から緑ごしに陽光が差し込むロビーラウンジ。

 一方、「ザ・リバーサイド テラス」の朝食はビュッフェスタイル。絞りたての各種フレッシュジュースに、種類豊富なシリアルやパン、数種のドレッシングが並ぶサラダに点心、グリル料理などなど、朝から食べ過ぎてしまいそう。どちらのレストランも、チャオプラヤ川の眺めがスパイスに!

 ほかにも2014年12月に改装を終えた「バンブー・バー」や、伝統的なイタリア料理とスプンティーノ(イタリアの小皿料理)をサーブする「チャオ」、そして1週間に1万7000個ものマカロンが売れたロビーラウンジなど、気分に合わせて食事の場所をチョイスできる。

マンダリン オリエンタル バンコク
所在地 48 Oriental Avenue, Bangkok 10500
電話番号 +66-2-659-9000
URL http://www.mandarinoriental.co.jp/bangkok/

【日本での予約・問い合わせ先】
マンダリン オリエンタル ホテル グループ 日本リザベーションオフィス

フリーダイヤル 0120-663-230 または 00531-650-487

古関千恵子 (こせき ちえこ)
リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/5世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/

2015.01.12(月)
文・撮影=古関千恵子