ゲストに至福をもたらす極上のホスピタリティ

デヴァラナ・スパの前庭には、丘陵を見晴らせるプールを設ける。

 フィレンツェの北。糸杉やオリーブの木立深く、トスカーナを見渡す高台の町、フィエーゾレ。古くから貴族や芸術家に愛される避暑地として知られ、今も瀟洒な町並みが憧れを集めている。

 2010年、この地にイル・サルヴィアティーノはオープンした。建物は14世紀、貴族たちの社交場だったという歴史的なヴィラだ。伝説の館は広大な庭園とともに、ラグジュアリーを極めるホテルとして、現代に蘇った。

壁一面に本が並ぶラウンジは重厚で安らか。書斎のような雰囲気だ。

 静謐な木立に包まれるホテルは格調高く、優雅。建築家ルチアーノ・マリア・コロンボ氏は、屋外においても、館内でも、劇的に中世とモダンを融合。そこに最先端テクノロジーを導入して、至高の居心地を実現している。

photographs:Yuji Ono
realization&text:Satsuki Osawa
coordination:Michiko Odaira