食の楽しみ その3
「優雅なティータイム、星空の下のホットワイン」

ガレット・デ・ロワの説明をしてくれたパティシエの望月かおるさん。

  「星のや 軽井沢」や星野エリアでの、ユニークな食の楽しみとして、高原のホテルらしいティータイム、そしてアクティビティとして星空の下でいただくホットワインがある。

ラム酒が入って、甘さは控えめ。紅茶とよく合う。

 「ホテルブレストンコート」では、1月のフランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」をラウンジやホテルショップで販売。キリスト教の祭日エピファニー(公現祭)をお祝いする時に食べられるアーモンドのパイは、ホールのパイの中に、フェーヴと呼ばれる小さな陶器が隠されている。切り分けたガレットにフェーヴが入っていた人は王冠をかぶり、王様気分が楽しめる。

ぐっと冷えた外で、寝袋に電気毛布を入れてぬくぬく。

 冬の軽井沢ならではの楽しみは「きらめく星空ウォッチング」。電気毛布の入ったぬくぬくの寝袋にくるまって、漆黒の夜空に輝く星空を眺めながら、ホットワインを味わえる。また、「ピッキオ」と呼ばれるネイチャーガイドたちが星座の物語などの解説もしてくれる。幻想的なまでに美しい星空と、スパイスが入った甘いホットワインは、ロマンチックで心も温まる組み合わせだ。

ぐっと冷えた外で、星が降るような夜空を眺めて、ホットワインを一杯。

2015.01.11(日)
文=小野アムスデン道子
撮影=鈴木七絵