気になる世界の街角から

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チェコといえばビール!
プラハで居酒屋“ホスポダ”巡り

国民一人あたりのビール消費量は世界一!

透き通るような黄金色のチェコビール。

 チェコといえばビール。毎年の統計でも国民一人当たりのビール消費量は世界第一位を誇るビール大国です。古くからビールを自国で醸造し、おいしいビール作りにかける情熱と努力は惜しまない国。国民が愛する飲み物、ビール。まさにチェコとビールはきってもきれない関係なのです。

 そもそもチェコでビールが生まれたのは10世紀と古く、当時は家庭でホームメイドしていたのだとか。中世には大衆的な飲み物として居酒屋文化が生まれ、かの神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世も「ビールがいかに健康的な飲み物であるか」をテーマにした論文を残しているほどです。このころすでに、ビールは王室から大衆にまで愛される国民的飲み物になっていたのです。

 そして1842年には世界初のピルスナータイプのビールが、チェコのピルゼンにある「ピルゼンスキープラズドロイ醸造所」にて生まれます。初めての黄金色に輝く透き通ったビールに世界中が注目し、その製法は海を渡って各国へ広まっていくことになります。

ピルゼンスキープラズドロイ醸造所の入り口の門には1842年の年号が刻まれています。

 ビールにかかせない材料は麦芽、水、ホップ、酵母。そのなかでもチェコで栽培されているジャテツ地方のホップは世界最高レベルの品質を誇り、“ホップのロールス・ロイス”と賞賛されています。現在でもチェコ産ホップは80カ国以上に輸出されており、チェコの重要な貿易産物のひとつでもあります。

 こうして長い歴史の中で培われてきたチェコの熟練の技と、恵まれた材料により、世界で最高のビールが生まれたのです。

<次のページ> チェコのビール居酒屋ホスポダには生活と文化がある

2014.12.26(金)

文・撮影=クレメントゆみ子

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