それぞれの趣向に合わせて
変貌を遂げた進化形「ナシレマッ」

 こちらは中国系が営むペナン島の有名店「JIN HOE(ジン ホー)」のナシレマッ。

 ナシレマッのおかずは肉がメインとなるのが一般的ですが、この店では魚介がメイン。サンバルソースは火を通さない生タイプで、脳天直撃の強烈な辛さが特徴。

 このように、店によっておかずやサンバルソースの味が違うのも、ナシレマッが人気の理由で、自分の好みのお店を見つけることもマレーシア人の楽しみのひとつなのです。

 そして、カレーが圧倒的に人気のインド系の店でも、ナシレマッを食べることができます。辛い味付けを好むインド系のナシレマッのサンバルソースは、他の二民族に比べて辛さが際立ちます。

 おかずをつけ合わせる場合は、カレーから踏襲しているのか旨味が詰まったグレイビーがたっぷりかかっています。

 最後はベジタリアンのナシレマッをご紹介。中国系やインド系の人たちは宗教的な理由から菜食主義者が少なくないため、ヘルシーなベジタリアンナシレマッも各地で売られています。

2014.12.18(木)
文=三浦菜穂子
写真=三浦菜穂子、古川音