#031 Raja Ampat
ラジャアンパット(インドネシア)

広大な海原に大小さまざまな島々が点在

パイネモにある展望台からの眺め。石灰岩のカルスト地形の島々が点在しています。パラオのちょうど南に位置するせいか、風景も似ていますよね?

 今回は、かなりの秘境です。

 これまでビーチはいろいろ見てきたつもりですが、未知数感がハンパありません。目にするものすべてが新鮮な驚きに満ちています。

 ラジャアンパットは赤道をまたいで横長に伸びるインドネシアの中でも東のはずれの西パプア州に属します。ニューギニア島の西側、鳥の頭のような形の半島の先の4万6108平方キロにわたる広大な海域に大小さまざまな島々が点在しています。

いろいろな形をした島々の間を縫ってカブイ湾をクルージング。なかにはコウモリを満載した木々を載せた島も。

 旧名はイリアンジャヤ。「ラジャアンパット」とは、「4人の王」という意味があり、15世紀にスルタンがこの海域の主だった4島のワイゲオ島、バタンタ島、サラワチ島、ミソール島それぞれに地元の王を置いたことに、由来するそうです。

全室水上コテージのパプア・エクスプローラーズ・ダイブ・リゾート。イェンワウプノール村の人々が建てた伝統的なスタイルのバンガローです。全12室、欧米のゲストがほとんどだそう。

2014.11.08(土)
文・撮影=古関千恵子