今日の絶景

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独裁国家ながら国民は裕福
ユニークな国に残った古都

Magnificent View #372
クフナ・ウルゲンチ(トルクメニスタン)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 ウズベキスタンとの国境近くにあるトルクメニスタンの街クフナ・ウルゲンチは、「旧ウルゲンチ」を意味する。現在、ウズベキスタン領となっている都市ウルゲンチに対して、そう名づけられた。

 10世紀から14世紀にかけて、ホラズム朝の首都として栄えながらも、モンゴル帝国の侵略と、アムダリア川の流路が変わったことで水の利が絶たれ衰退した、砂漠の中の古都。そこには、過去の栄光を物語る多くの歴史的建造物が残され、ユネスコ世界文化遺産にも登録されている。

 ところで、トルクメニスタンといえば、2006年にニヤゾフ大統領が亡くなるまで続いた独裁政権の印象が強い。言論の自由や情報が制限される一方では、公的建築物は大理石、国民の医療や教育費、光熱費は無料、住宅費や税金も格安で、独裁国家ながらも国民は裕福というユニークな国だ。現在でも、オイルマネーによる美しい街並みは健在。古都市だけでなく、この国そのものが、とても興味深い。

2014.10.07(火)

文=芹澤和美

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