イタリア湖水地方のリュクスなホテルへ

イタリア湖水地方のリュクスなホテルへ

リュクスなステイを手頃な価格で
味わえるイタリア・ガルダ湖畔のホテル

 海のように大きいガルダ湖は、ロンバルディア州、ヴェネト州、トレンティーノ=アルト・アディジェ州にまたがっている。南東は地中海性の温暖な気候でワインやオリーブオイルの産地としても名高い。湖畔でたくさんの湖水浴客やパームツリーを見かけると、南国に来たかのようだ。

 ドイツ人にとっても憧れの保養地だが、それはかつてゲーテがここを訪れて『イタリア紀行』に感動をしたためたことも理由のひとつかもしれない。

» 第1回 マッジョーレ湖で一番の景色を堪能 「ヴィラ・エ・パラッツォ・アミンタ」

グランドホテル・ファサーノ
Grand Hotel Fasano

かつてオーストリア皇帝たちがキジ狩りに訪れた場所

今年の春リニューアルしたばかりのプール。目の前の湖で泳ぐこともできる。

 朝、波の音で目が覚める。窓を開けると、海のような景色が広がっている。コモ湖ともマッジョーレ湖とも違う顔をした湖が目の前にあった。

 ここは1800年代半ば、オーストリアの領地で、皇帝たちが冬の間、キジ狩りに訪れた場所だ。ファサーノ(キジ)の館と呼ばれた、オーストリアの由緒ある建物が、今もホテルの別棟として使われている。外観は当時の趣を残しているので古めかしいが、内装はきれいにリニューアルされていて、別荘のように寛げる。本館は、白とクリーム色とベージュで落ち着く色合い。階段はピンク色の大理石で、全体的に女性が好みそうな造りだ。

左:地元ガルドーネ出身のシェフ、マッテオが作る料理は絶品。バゴスチーズのラビオリ グリーンピースソース。ラビオリには隠し味にマカダミアナッツが入っていて食感が楽しい。21ユーロ
右:イタリア産のフォアグラ。コーヒーと砂糖と小麦粉で作ったスポンジを添えて。これもサプライズのある食感。

 祖父の代からホテルを経営しているという3代目のオーナー、オリヴィエは12歳から10年間はドイツ、アメリカに留学していた。その後も様々な所を旅して帰ってくると、いつも思うことがあるという。

「ここにはすべてがあります。湖と山、杉にパームツリー。そして美味しい食事」

 共同経営者の弟と、今はインターナショナルな5ツ星を目指している。

「全世界のお客様に気持ちよく過ごしていただきたいんです」

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2014.10.17(金)

撮影=橋本 篤
文=編集部
コーディネート=大平美智子

※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

CREA Traveller 2014年秋号

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