くつろぎタイムに快適ストレッチ
『腰トレ』付属のベルトでバスタオルを腰に当て、寝転がったところからいよいよストレッチがスタート。体全体の力を抜いたら、まず、両腕を大きく、体の外側に向けて水平に伸ばします。
床に寝転がった状態から、両腕を体の外側へ向けてまっすぐ大きく広げます。
富永 大きく広げた両腕を、息を吐きながらゆっくりと持ち上げて、両手を体の上で合わせます。ゆっくり呼吸をしながらこの状態で3つ数えたら、また息を吐きながら両腕をおろします。さあ、これをもう1回繰り返してみましょう。
息を吐きながら、伸ばした両腕をゆっくりと上げて、両手を合わせます。
上げた両腕を、息を吐きながらゆっくりともとの位置へ戻します。これで1回。
小西 あー、素敵。不思議です！ たったこれだけなのに、体をめいっぱい動かしたっていう感じ。背中から腰のあたりにかけて、すっきりした気がします。
富永 そう、ベルトとタオルを使うことで、運動効果がぐっと高まるんですよ。
わずか1分ほどの簡単ストレッチを終えて小西さん、すっきり晴れやかな表情に。
富永 さあ、起き上がってみてください。背中の柔軟性が上がって、腰のあたりが軽くなっているように感じませんか？
小西 あ、ホント。いつも重くて痛みのあった腰が、とってもすっきりしてます！ 腰痛解消のためには、自分で動かさなくちゃいけないというのがよくわかりました。簡単だから、仕事で疲れて帰ってきた日でも、寝る前にできそうです。
富永 でも、くれぐれも無理はしないでくださいね。気持ちいいと感じながら、ストレッチを続けることが大事ですから！
『腰トレ』初体験を終えて手ごたえを感じた小西さんに「ぜひ習慣にして腰痛を解消してくださいね」と富永先生。
富永喜代 (とみなが きよ)
1967年生まれ。痛み改善ドクター、麻酔科医師。2008年、肩こり、頭痛、腰痛、関節痛など、人を悩ますさまざまな痛みを緩和するため、愛媛県松山市に「富永ペインクリニック」を開業。クライアントのライフスタイル分析から治療方針を定め、体質改善を図る独自の「オーダーメイド治療」が、人生まで変えると評判に。同クリニックの肩こり・頭痛外来の年間受診者数は1万人を超え、国内のクリニックでベストテンに入るほど。
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2014.11.17(月)
取材・文＝嵯峨崎文香
撮影＝鈴木七絵
