ハワイでブームのチア・シード　 コンブチャに混ぜて最強ドリンクに！

ヘルスコンシャスな女性の間で話題の「コンブチャ」

 ハワイをはじめアメリカ各地で大ブームとなっている「コンブチャ」。聞いただけだと「昆布茶？」と思いがちですが、アメリカで言う「Kombucha」は、「紅茶キノコ」のことなのです。そういえば、かつて日本でも大ブームだった紅茶キノコ、気がついたら衰退していましたが、アメリカでは、韓国出身のドクター・コンブという方がはじめて紹介したことから、「コンブチャ」という名前になったという説が広まっています。

GT'S社の基本のKombucha。オーガニックでロー(加工の手を加えていない)なのも嬉しい。

 いまや、ホールフーズなどのナチュラルマーケットはもちろん、大型スーパーでも専用コーナーがあるほどの人気ぶり。火付け役は、マドンナやミランダ・カーなどのヘルスコンシャスなハリウッドスターたち。免疫力アップ、抗酸化作用があり、アンチエイジングにも効果大、新陳代謝を活発にする、体をアルカリ体質へ導く、などなど、あらゆる効能があるとされていて、たちまち健康飲料界のスーパースターとなりました。

Kombuchaをベースにしたグリーンスムージーが美味しいと評判のスムージースタンド、レアヒ・ヘルス。

 ハワイではヨガウェアをまといお尻がきゅっとあがった美女や、逆三角形にほれぼれするサーファー男子などがよく飲んでいるイメージ。スーパーで売っているものは瓶入りですが、カイムキの穴場スムージースタンド「レアヒ・ヘルス」や、ジュース・デトックスやアサイボウルで有名なワードの「ブルー・ツリー・カフェ」では、自家製コンブチャ入りのジュースやスムージーを作っています。やっぱり鮮度が違うのか、飲んだときの発酵飲料独特のしゅわっと感が違うし、ならばきっとその効果も違うに決まっている！ と、私は1年ほど前から自家製コンブチャの発酵にせっせと精を出しているわけです。

これが発酵中のコンブチャ。中にはゲル状の株があります。

 基本的に家事は時短派なので、お料理も簡単なものを時々作る程度ですから、最初はおそるおそるやっていたのですが、これが本当に簡単ですくすく育ってくれる。要は紅茶を作って、混ぜて、ほっとけばでき上がる。簡単にできるヘルシーなものは大好きで、カスピ海ヨーグルトも10年選手ですし、パンを焼くための天然酵母も5年ほど続けているので、継続には自信あり！ そうして1年続けていると、数カ月に一度あった偏頭痛がなくなっているし、腸も整ってきた気がする。コンブチャはリンゴ酢のような酸っぱい味で、慣れればそのままでも充分に美味しく感じます。

ナチュラルブランド各社が発売しているチアシード。日本では手に入りにくいので、ハワイで買って、ばらまき土産に。 12.99USドル

 私は、これもまたハワイでブームとなっているスーパーフードのチア・シードを混ぜて毎朝一杯。飲んだ直後に元気でたー！ となるし、目が覚める。寝ぼけた体が一気にアルカリチャージされる感覚が快感となっています。チア・シードはマグネシウム、ミネラル、鉄分、アミノ酸などが豊富な、シソ科に属するバジルシードの一種で、芥子の実よりもさらにひとまわりほど小さな種。食べるとぷちっとなる食感で、飲み物以外にもサラダのトッピングとして使ったりと、簡単に取り入れられるところがとってもナイス。袋入りでナチュラル系のマーケットで販売しています。ヘルシーであるための努力はなかなか難しいけれど、手軽にできることから始めて、これぞ！ と思うものは、大勢の友人にもすすめています。

 そして、ヘルスものって、とても喜ばれるお土産にもなります！ 次のページでは、コンブチャのレシピをご紹介しますので、ぜひお試しを。

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2014.09.23(火)
文・撮影＝工藤まや