疲れやすかったり、風邪を引きやすかったり、肌トラブルがなかなか治らなかったり――。実はそれらは“免疫力”の低下によるものだった!? 肌も心も強く、健康でいるために、今、大人の女性に必要なのは、この“免疫力”を鍛えること。早速、今日からスタートして、年齢や外的影響に左右されない「揺るぎないキレイ」を手に入れよう。

» 第1回 まずは、自分の免疫力をチェック!
» 第2回 お腹を温め質のいい眠りを習慣に
» 第4回 腸内環境を整えてくれる食品とは?

始めた人からキレイが5割増! “免疫力”を高める6つの方法

 免疫力と密接に関わっているのが、“腸”と“心”の状態。毎日のちょっとした心がけでキレイが加速する方法を、Rサイエンスクリニック広尾の日比野佐和子さんとローフードマイスターの志村双葉さんに伺いました。

【3】毎日のスキンケアで肌の免疫力を高める

「皮膚の免疫をつかさどる“ランゲルハンス細胞”という細胞の働きが弱くなると、肌の免疫力も低下。肌本来のハリが失われたり、シミやシワなどのトラブルが現れやすくなります」(日比野さん)

 その原因のひとつが、紫外線や乾燥などの外的ストレス。夏の疲れがそろそろ肌に現れ始めるこれからの季節、UV対策&保湿ケアで肌のバリア機能を強化して、意識的に肌を育む習慣を。肌の底力を高めてくれる高機能コスメを、毎日のスキンケアにとり入れるのも手。

<スキンケアアイテム> 最先端コスメで肌の免疫力を強化

 ランゲルハンス細胞の機能を高めて、外的ダメージに負けない強く美しい肌に導く。資生堂 アルティミューン パワライジング コンセントレート 50ml 12,000円/資生堂インターナショナル

【4】適度に体を動かして免疫力をアップ

 免疫力を高めるために運動は必要。でも、やりすぎは禁物。

「激しい運動は体に負荷がかかってしまうので、通勤の際、最寄りの駅のひとつ手前で降りて歩いたり、休日の朝、早歩きで1時間ほど自宅のまわりをウォーキングしたりするのがおすすめです」(日比野さん)

 志村さんも、ハードな運動ではなく、スローエクササイズを推す。

「続けられなければ本末転倒なので、ハードルは低めに設定しましょう。おすすめはラジオ体操。場所を選ばず、短時間で効果的に体力がつき、免疫力も高まりますよ」

教えてくれたのは……日比野佐和子さん(Rサイエンスクリニック広尾 院長)
内科・皮膚科・眼科医、アンチエイジングドクター(日本抗加齢医学会専門医)。中医学、ホルモン療法、植物療法などにも詳しい。

教えてくれたのは……志村双葉さん(ローフードマイスター)
ブランディングマーケティングプランナーとして活躍後、食の大切さに目覚める。美、健康などのコンサルティングアドバイスも行う。

 

2014.09.19(金)
文=猪原美奈、九島茉里
撮影=橋本 篤

CREA 2014年10月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

大人の肌と髪

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