疲れやすかったり、風邪を引きやすかったり、肌トラブルがなかなか治らなかったり――。実はそれらは“免疫力”の低下によるものだった!? 肌も心も強く、健康でいるために、今、大人の女性に必要なのは、この“免疫力”を鍛えること。早速、今日からスタートして、年齢や外的影響に左右されない「揺るぎないキレイ」を手に入れよう。

» 第2回 お腹を温め質のいい眠りを習慣に
» 第3回 最先端コスメで肌の免疫力を強化
» 第4回 腸内環境を整えてくれる食品とは?

キレイと元気のカギは、“免疫”だった!

 免疫力が低いと体にどんな影響があるのか、どうすれば高めることができるのか――。

 知っているようでいて意外と知らない“免疫”のこと。大人の女性のキレイに欠かせない免疫について、まずはしっかり学んでおこう。

◆まずは、自分の免疫力をチェック!

□最近、ときめきを感じることが少なくなった。
□ちょっとしたことでもすぐイラッとする。
□仕事が終わらず、気がつけば終電&休日も仕事……ということが多い。
□階段を使わず、ついエスカレーターやエレベーターに乗ってしまう。
□運動する時間よりも、寝ている時間が好き。
□睡眠時間はきちんととっているのに、目覚めが悪い。
□タバコがやめられない。
□体が冷えやすく、夏も靴下が手放せない。
□肌あれしやすい。
□コンビニが大好きで、お菓子で食事を済ましてしまうことも多い。
□特に理由はないけど、仕事も遊びもやる気がおきない。

・1~3個当てはまる人は……免疫力は比較的高め。でも油断せず、今の生活を続けよう。
・4~6個当てはまる人は……免疫力が低下中。不調のサインを見逃さず、早急に対処を。
・7個以上当てはまる人は……免疫力は赤信号! 今すぐ生活習慣や食生活の改善を。

◆年齢による免疫機能の変化を知る

参考資料:『からだと免疫のしくみ』〈上野川修一著 日本実業出版社/Goldstein A.L.,et al“., Physiology and Cell Biology of Aging."Raven Press(1979)より〉

 免疫機能は20歳前後にピークを迎えるといわれ、以降は下がるいっぽう。それと反比例して、細菌やウイルスなどの感染症は30代後半から急増! 30歳から40歳のうちに“免疫”を意識するかしないかで、未来は大きく変わってくるのだ。

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2014.09.15(月)
文=猪原美奈、九島茉里
撮影=橋本 篤

CREA 2014年10月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

大人の肌と髪

CREA 2014年10月号

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大人の肌と髪

定価780円