飲むというより食べるジュース!

材料はパイナップルとオレンジだけ。水は一切使いません!

 注文があると、大咲さんは、まず、果物が並ぶ冷蔵の棚から、パイナップルを丸ごと1個、品定めをしながら取り出します。時には、葉っぱがついたままの、びっくりするくらいの大きさの時も。

凍ったパイナップルを包丁で切ってからミキサーに。

 頭の部分を切り落とし、専用のカッターで果肉をくりぬきます。同じサイズの凍らせておいた果肉を小さくカット。オレンジ1個を搾って一緒にミキサーに入れ、上から押すようにして10分近く撹拌。とろとろのシャーベット状になったら、果肉を抜いた後に流し入れます。ジュースなのに、皮の上に山のように盛り上がっていて、ロングスプーンと太いストローを差して登場。

左:これが専用のカッター。
右:果肉だけが見事にくりぬかれます。
フルーツ柄のタオルがトレードマークの大咲正一さん。

 それで、480円。飲むというより、食べる感じ。パイナップルのおいしさが凝縮されたジュースです。ボリュームたっぷりで、女性なら2人でも1個で十分。

「中の部分を削りながら、どうぞ。果汁がどんどん出て、おいしいですよ」と、大咲さん。熟したパイナップルだから、ストローで果肉を吸うこともできます。飲み終わったら、ジュースなのに今まで味わったことのない満足感。

 1日に2個限定。夏の季節限定で提供しているメニューですが、「どうしても」という事前のリクエストも多いといいます。作っている様子も必見のリッチなジュースに、ヤミツキになる人も多いそう。

<次のページ> とろり、濃厚なメロンバナナやマンゴージュースも

2014.08.24(日)
文・撮影=そおだよおこ