まるでミュージアムのようなリゾートに感動

伝統的なカヌーをしまう小屋であるカヌー・ハレをイメージさせるロビー。照明はウメケという瓢箪をくりぬいて水などを入れるものを利用。

 親子で楽しむことのできるディズニーの世界、アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ コオリナ・ハワイ(以下アウラニ)が2011年8月、オアフ島コオリナにオープンし、注目を集め続けている。このリゾートは、アメリカを代表する旅行業界誌「トラベル+レジャー」のワールドベストアワード2014で、全米のベストファミリーカテゴリーにおいて第1位を獲得した。

「メッセンジャー」を意味するハワイ語「アウラニ」の名の通り、数多くのハワイの文化と物語をディズニーの魔法にのせて運ぶアウラニは、リゾートに足を踏み入れると、大規模な壁画や彫刻で埋め尽くされていて、まるでミュージアム。アウラニが世界でも有数のコンテンポラリー・ハワイアン・アートのコレクションを誇るのにもうなずける。

ワイコロへ・バレーの中央にあるプウ・キロという丘を見てみよう。角度や時間によって、いろいろな形が見えてくる興味深い丘だ。

 ロビーを海のほうに向かって歩くと、美しいラグーンに囲まれた白砂のコオリナ・ビーチや、巨大なウォーター・プレイエリア「ワイコロへ・バレー」が見下ろせる。大迫力の2大ウォーター・スライダー「チューブストーン・カール」、トンネルのなかを滑り抜ける「ボルカニック・バーティカル」をはじめ、チューブにのってゆっくり流れる「ワイコロへ・ストリーム」、小さな子どもたちが水遊びできる「メネフネ・ブリッジ」「ケイキ・コーブ」のほか、大人向けの落ち着いた雰囲気が漂う「ワイラナ・プール」もあり、子どもも大人も楽しめる。

左:プールエリアには大勢のライフガードがいるので子どもたちだけで遊んでいても安心。
右:昨年新たに加わったインフィニティ・プール「カ・マカ・グロット」ではイルカやクジラの声を聞きながら泳ぐことができる。

<次のページ> 小さな働き者「メネフネ」たちを見つけよう!

2014.08.01(金)
文・撮影=神宮寺愛