梅酢がだんだん美しい赤色に変わる

(6) 赤黒い汁が出てきたら、しそをきつく絞って皿などにおき、ボールの汁を捨てて拭く。

(7) 絞ったしそをボールに戻し、残りの塩を加え、さらに押しもみする。

(8) 両手でギュッと握り込むようにしながら、汁けをしっかり絞りきり、汁は捨てる。

(9) きれいに洗ったボールに(8)を入れ、軽く浸るくらいの分量の白梅酢を加えてほぐす。

(10) 梅の上を覆うように(9)をのせる。

(11) ペーパータオルなどで内側をきれいにぬぐう。

(12) 熱湯消毒をし、リカーをふきつけた皿と重石1個をのせ蓋をし、夏の土用の頃までおく。

 しそを梅の上に広げていくと梅酢が美しい赤色に変わります。

 次回は、STEP3の土用干しです(7月13日公開予定)。

『野田琺瑯のレシピ 琺瑯容器+冷蔵庫で、無駄なく、手早く、おいしく。』
著・野田善子
本体1,500円+税 文藝春秋刊

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野田善子 (のだよしこ)
横須賀市出身。野田琺瑯株式会社現社長でもある野田浩一氏と結婚後、二人の息子を育て、自身も家業である野田琺瑯に勤務。現在も業務と家事を両立する多忙な毎日を送る。自宅で自社製品を使い、「作り手であると同時に一番の使い手」として、より便利な使い方などを考え、新製品の開発にも携わる。著書に『「野田琺瑯」の本。一生つきあいたい万能キッチン道具』(発行:マーブルトロン、発売:中央公論新社)がある。

野田琺瑯
URL http://www.nodahoro.com/

Column

『野田琺瑯のレシピ』で毎日、おいしく、幸せに

『野田琺瑯のレシピ 琺瑯容器+冷蔵庫で、無駄なく、手早く、おいしく。』は、琺瑯容器の活用術と常備菜のレシピを紹介した注目の新刊。この発売を記念し、“働く主婦のプロ”である著者、野田善子さんの快適な暮らしをご紹介します。シンプルで贅沢な幸せがここに!

2014.07.09(水)
撮影=松園多聞