今日の絶景

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古代ギリシャ以来の記憶に満ちた
クロアチアの小島、トロギル

Magnificent View #272
トロギル(クロアチア)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 トロギルは、アドリア海に面した港町。クロアチア本土とチオヴォ島とにはさまれた小さな島が周囲に城壁をめぐらせ、そのままひとつの街を形作っている。

 もともとは本土につながった半島だったものの、中世に、オスマン帝国などの侵略に抗うため本土との間に水路が引かれ、島として切り離されてしまったのだという。

 この街のシンボルとなる建物が、聖ロヴロ大聖堂。13世紀から17世紀にかけ、長い歳月を費やして造られたこの教会では、ロマネスクとゴシックという異なる様式が見事に溶け合っている。天才彫刻家ラドヴァンが手がけた正面入口の彫刻は必見だ。

 ご覧の風景は、聖ロヴロ大聖堂の鐘楼からその前に設けられた広場を見下ろしたもの。小さな体には不似合いの大きな時計盤をつけた塔が可愛らしい。

 この狭い島の歴史は、約2300年前の古代ギリシャ時代までさかのぼる。その記憶が、オレンジの屋根の建物が連なる街並みにしっかりと刻まれているのだ。

 1997年には、「古都トロギル」として世界遺産にも登録されている。

2014.06.29(日)

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