[特別連載] 2014年 最旬ハワイグルメ vol.07
 本連載を執筆する、ハワイ在住のお洒落コーディネーター工藤まやさんに「この夏行くべきレストランベスト10」を選んでもらいました。今回は、ハワイ在住韓国系の人にいま絶大な人気を誇る、「チョガジブ・コリアン・レストラン」を紹介しましょう。

ハワイ在住韓国系の人たちに大人気の韓国料理店

 ハワイには本当にいろいろな国の人が住んでいるので、あらゆる国のお料理が食べられ、しかもどれも本格派。異国の地で自国の伝統を守って作るというのは、食材や調味料の関係で決して簡単なことではないと思うのですが、数々の工夫を重ねて実践している各国レストランのみなさまには本当に尊敬の念を覚えます。

B級グルメストリートのケアモク通り沿いにある「チョガジブ・コリアン・レストラン」。アラモアナセンターから徒歩3分です。

 ハワイ在住の韓国人の友人たちがみな口を揃えて「美味しい、本場の味!」と言う、評判の高い韓国料理店が「フロッグ・ハウス」。今回紹介するのは、この「フロッグ・ハウス」のオーナーであるジョンさんがはじめたお店で、場所はアラモアナセンター裏。ちょいと怪しげな雰囲気さえ漂う小さなコリアンタウンの一角にある「チョガジブ・コリアン・レストラン」です。数年前までは「みぞれスープに黒い冷麺」で有名な、「ユッチャン・コリアン・レストラン」があった場所といえば、なじみ深いかも。

「チョガジブ・コリアン・レストラン」はハワイ在住韓国系の人にいま絶大な人気を誇るお店。何度か訪れていますが、見事に韓国のお客さんしかいません!

これって、かなり信頼度高いですよね!

店内は少しハワイを意識した感じ!? カジュアルなレストランですが、アルコールもあります。

 オーナー、ジョンさんの得意料理「アグチム」という名のアンコウを使った蒸し物は、真っ赤なスパイシー鍋で、韓国料理のご馳走だそう。数名で囲んでわいわいやっている様子は、ここがハワイであることを忘れてしまうような、ソウルフルな感じです。グループでいる人と同じくらいの割合で、ひとりでふらっと入ってくるお客さんも多い。ここは営業時間が朝の10時から翌朝4時までという、ハワイではなかなかないほど夜もずーっと営業している店なので、おひとり様にもとても親切。ひとりで食べるのなら、やっぱり、小鍋でいただくスープや麺に限ります。

焼肉だれが美味なカルビ14.95ドル。

 ほかにも牛の骨と肉をじっくりと煮込んだソルロンタンスープにソルロンタン麺、暑い日には冷麺かビビン麺あたりがベスト。海鮮、キムチ&豚肉、牛肉、急にハワイっぽい感じで、スパムの4種類の具材が選べるスンドゥブも美味しいし~、と、なにを食べるか悩んでしまう。

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2014.07.16(水)
文・撮影=工藤まや