いよいよ梅雨のじめじめ、夏の猛暑がやって来ます。爽やかな新緑を求めて北海道へ旅する皆さん、お土産は何にしますか? ここだけで買える限定品など、新千歳空港で必見の旬なお土産を、札幌で刊行されている人気のライフスタイル誌「poroco」に紹介していただきます。

「通販では買えない」で人気爆発の北菓楼がまた新製品

新千歳空港限定のカップシュー「夢風船」1個185円。写真右は、「北海道開拓おかき」1袋(約170g)390円。「白糠柳だこ味」は北海道限定(2014年5月現在)販売。

 テレビで紹介されたちまち人気になったバウムクーヘン「妖精の森」で、すっかり全国的におなじみになった「北菓楼」。その新千歳空港店で人気なのは、通販では買えないというシュークリーム。ジャンボシュー「北の夢ドーム」と、シューがパイ生地のジャンボパイシュー「夢不思議」は、キャビンアテンダントがおみやげにまとめ買いしていくことから話題になりました。

 最近では、この名物のシュークリームをカップケーキ風にしたユニークな“カップシュー”も注目を集めています。カップからはみ出しそうな、風船のようにぷくっとふくらんだシュークリームは、1個で3回の美味しさが楽しめると評判です。

 まずは甘いフォンダンがかかっている、カリッとした食感の外側だけを味わう。次に、外側の生地を取って、中に入ったたっぷりのクリームにつけながら味わう。そうして外側を食べたら、最後はカップの中の生地がしっとりやわらかくなっているので別の美味しさに。この食感の変化が面白いのです。

甘いものを食べたら、次はしょっぱいものがほしい?

 また、もう一つの人気商品は「開拓おかき」。映画「探偵はBARにいる」で松田龍平さんが劇中で食べている姿が印象的でした。とことん北海道にこだわったおかきで、えりも昆布、オホーツク・枝幸(えさし)の帆立、標津(しべつ)の秋鮭、松前の真いか、増毛(ましけ)の甘エビ、尾岱沼(おだいとう)のブランドえび「北海シマエビ」と、産地まで限定しています。厳選されたもち米、北海道産の塩を使い、昔ながらの製法で米研ぎ→蒸し→餅つき→熟成→乾燥→揚げ→味つけ、と約7日間もかけてつくられます。

 おかきの美味しさはもちろんなのですが、それぞれのおかきに使われた魚介を干したものが一緒に入っていて、ビールのおつまみとしてもよく合います。「探偵はBARにいる」を見ていると、ついつい食べたくなってしまいますし、とにかく食べ出したら止まりません。個人的にもよく買います。

 とくに、発売されたばかりの新味「白糠(しらぬか)柳だこ味」は、築地では高級食材として扱われ、北海道でしか獲れない希少な柳だこを使用。まだ北海道内でしか販売していないので、この機会にぜひ味わってみてください。甘いものを食べたら、次はしょっぱいものがほしい! という方にもぴったりですよ。

北菓楼(きたかろう) 新千歳空港店
販売場所 新千歳空港 国内線ターミナルビル2階 スイーツ・アベニュー
電話番号 0123-46-2226
営業時間 8:00~20:00
URL http://www.kitakaro.com/

月刊「poroco」 (ポロコ)
1997年に創刊した、札幌の生活情報誌。20~30代女性をターゲットに、札幌のグルメ・ショッピング・ビューティ・イベントなど生活を豊かに楽しくする情報を発信。毎月20日発売、450円(税別)。北海道の書店・コンビニ・キヨスクや「北海道どさんこプラザ」各店でも発売中。
URLhttp://www.poroco.co.jp/