パリよりもカフェの数が多いと噂、メルボルンのカフェ巡り

No Waste(廃棄物ゼロ)を掲げるカフェ、シロ・バイ・ヨースト。

 街中を走るトラムに、たくさんの人で賑わうカフェ通り。明らかに他の都市との違いを感じさせるのがメルボルンです。ヨーロッパを思わせるクラシックで落ち着いた雰囲気に、アンバサダーの2人からも「お洒落!」の声が。なんと、パリよりもカフェの数が多いと言われているそう。さらに、スイーツショップに雑貨屋など、女性が夢中になるお店がたくさん!

<メルボルン人気スポット ベスト5>

※有効回答数/1035名

 読者アンケートの1位~3位を、カフェがびっしり立ち並ぶデグレーブス通り、お土産探しに最適な店が集まるブロック・アーケード、地元の人に愛される庶民派マーケットのクイーン・ビクトリア・マーケット、というカフェ&ショッピングエリアが独占しました。

「私はコーヒーが大好きなので、デグレーブス通りに惹かれます! 実は同じくらいシャンパンも好きなので、5位のドメイン・シャンドンも気になりますね。この2カ所は絶対に押さえたいです」(こまさん)。

「ドメイン・シャンドンは、あのモエ・エ・シャンドンがヤラ・ヴァレーに作ったワイナリーで、ここでしか飲めない真っ赤なスパークリングワインが人気。お土産に指定される方も多いです」(加藤さん)。

 マーケットの食料品を味わうフーディーズツアーなど、デパ地下的な楽しみ方もアリ。食べて、飲んで、ショッピング三昧と、メルボルンには女性の「大好き」がぎっしり詰まっていました。

ウルル(エアーズ・ロック)のサンセットに心が震える感動体験

アボリジニの聖地、ウルル–カタ・ジュタ国立公園。 (C) ノーザンテリトリー政府観光局

 オーストラリアの魅力を語る中で、スピリチュアルな体験は欠かせません。東海岸のリゾートと人気を二分するのが、全く違う魅力を持つオーストラリア中央部にあるウルル–カタ・ジュタ国立公園です。

<ウルル-カタ・ジュタでやりたいこと ベスト5>

※有効回答数/1084名

「ウルルでサンセットを見るツアーに参加したとき、空と岩が真っ赤に染まっていくうちに、自分がまったくの別世界に入り込んだ感覚に陥りました」(西さん)というように、大地のパワーをダイレクトに感じたいという願望は、オーストラリアを訪れる大きな理由となるでしょう。世界遺産を多く有するオーストラリアの中でも、「赤い心臓」と呼ばれるウルル(エアーズ・ロック)と巨大な岩群、カタ・ジュタ(マウント・オルガ)は、その代表とも言える場所。アボリジニの人々の聖地であり、パワースポットとしても知られるこの広大なエリアは国立公園(ウルル-カタ・ジュタ国立公園)となっており、ツアーで回るのが一般的です。アンケートで1位となったオルガ渓谷は、36個の奇岩が連なるカタジュタの散策ルートとして、もうひとつの風の谷とともに人気の場所。

「次回はロンギチュード131°のコテージに宿泊して、満天の星を見たいです」(西さん)。

ラクダに乗るキャメルツアーが楽しそう!」(こまさん)。

「ウルルを眺めながらシャンパンを楽しんだり、ロンギチュードのような高級コテージに宿泊したりと、最近はラグジュアリーな楽しみ方が人気ですね」(加藤さん)。

 壮大な景色を前に、日常のストレスや悩みも解消できてしまうかもしれません。

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2014.05.30(金)
取材・文=植田広美
撮影=近藤俊哉