高名なシェフが手掛ける至上の味を、カジュアルなビストロでリラックスしながら味わえるのは、まさに食都パリならでは。厳選された4軒をここにご紹介！
» 第1回 駅構内のスタイリッシュなレストラン「ラザール」
» 第2回 女性シェフによる温もりある料理「アラール」
» 第3回 110種のグラスワインが揃う「レ・サンディス・ドゥ・タイユヴァン」
Le Chardenoux des Prés (ル・シャルドゥヌー・デ・プレ)
人気シェフがオープンしたノスタルジックなビストロ
グリルしたホタテ貝、サフラン風味リゾット、赤ピーマンとムール貝風味のクリーム。
テレビ番組でも活躍する人気のシリル・リニャックは1ツ星「ル・キャンジエーム」のオーナー・シェフ。
彼は、セルジュ・ゲンスブールからフランソワ・ミッテラン元大統領までが訪れた、デ・プレ界隈の伝説的な店として知られる当店に出会い、心奪われたという。ノスタルジックな花柄の壁紙は当時のままを残し、2011年ビストロとしてオープン。
“マルシェのメニュー”には旬の素材が満載で、3品で39ユーロとリーズナブル。一品料理として黒板に書かれた、牛肉のタルタルなどのスペシャリテも常に美味しく魅力的だ。
界隈の喧噪を忘れ、時空を超えたひとときを。
洋ナシをのせたパン・ペルデュ、キャラメルとバニラアイスクリーム添え。
2014.02.19(水)
文＝伊藤文
撮影＝上仲正寿
CREA 2014年3月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
CREA 2014年3月号
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秘密のパリ
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