収納上手になるための第一歩は「こんな生活をしてみたい!」と素敵な暮らしを思い描くこと。北欧・スウェーデン発のインテリアブランドイケアの店内には、ルームセットと呼ばれるモデルルームが50以上もあり、快適ライフのアイデアが満載なのです。そこでインテリアデザイナーの安東史絵さんに収納のコツを教わりつつ、IKEA船橋をガイドしてもらいました。

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» 第3回 ぐっすり眠って快眠できる ベッドルーム収納のコツ

 今回のテーマはリビング。一般的なリビングから子どものいる家庭、和室の3つのリビングスタイルを紹介。

自分のスタイルを積み上げていく「積み木感覚」の収納インテリア

「イケアのインテリアは、キッチン用、ダイニング用と用途に分かれていないので、好きなものを好きな場所に置くことができるんですよ」と安東史絵さん。また、パーツごとに組み合わせるフレキシブルさもイケアならでは。例えば、収納の扉や取手といった細部まですべて選択可能なのだとか。「モダン、ナチュラル、カントリーなど自分のテイストに合わせるだけで統一感が出てきます。収納のためのインテリアも、積み木を並べてひとつのカタチを作っていくように楽しみながら選んでみてくださいね」。

 イケアの店舗でルームセットを見るときは、小道具にも注目してみましょう。「例えばゲームのリモコンが机の上に置いてあったら、“ゲームをする家族のいるルームセット”ということ。最近は家族みんなで遊べるゲームも多いから、机は可動式のほうが便利。さりげなくそんな提案があるんですよ」とのこと。ライフスタイルに合わせたインテリアなら、長く使えそうです。また、扉を開けて棚のなかの収納のチェックも忘れないで。

(左)BESTÅ 収納コンビネーション 扉付 ホワイト オレンジ ¥41800
(右)KASSETT ふた付きボックス ホワイト(2ピース) ¥399

【イケアで収納グッズを上手に見つけるコツ】

 イケアには店内のあちこちにメモ用紙とメジャー、鉛筆が用意されています。たくさんのルームセットを見て回っていると、気に入ったインテリアを見つけても忘れてしまうもの。そこで「素敵!」とピンッときたものはすかさずメモを! また店内で気に入った収納グッズを見つけたら、ぜひ紙製のメジャーを当てて寸法をメモしておきましょう。そうするとルームセットを見てまわるときに、その収納グッズがぴったり収まるインテリアをみつけやすくなります。

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2013.12.28(土)
中村昌代=文
三宅史郎=写真