ハリウッドで活躍する監督、俳優、歌手……スターたちが影響を受けた映画とは? 他では聞けない、ベスト3(人によってはベスト1、ベスト2の場合もあり)を紹介します。心に沁みるコメントも一挙掲載!

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キャリー・マリガン(Carey Mulligan)

 1985年ロンドン生まれ。『17歳の肖像』('09)でアカデミー主演女優賞にノミネートされる。主な出演作は『華麗なるギャツビー』('13)。最新作『Inside Llewyn Davis』('13)はカンヌ国際映画祭グランプリ受賞。

1位『ジョーズ』('75米)

「サメがやって来るときのあの“ズンズン”という音を聞くと身悶えしてしまう。娯楽作品として最高だと思う」

 シーズンを迎えた平和な海水浴場を恐怖のどん底に陥れた巨大な人喰いザメとハンターの死闘を描くサスペンス。

監督:スティーヴン・スピルバーグ/出演:ロイ・シャイダー

2位『インディ・ジョーンズ』シリーズ('81 '84 '89 '08米)

「シリーズの全てが好き。世界中、冒険旅行をしてみたくなる映画。ホテル業の父親がいる私は、まるでインディアナのように世界中を旅したのよ! 勇気と好奇心を持ってね」

 架空の考古学者であるインディアナ・ジョーンズを主人公とした冒険を描く映画、ドラマなどの大ヒットシリーズ。

監督:スティーヴン・スピルバーグ/出演:ハリソン・フォード

3位『ファーゴ』('96米)

「ちょうどコーエン兄弟との映画撮影が終わったところなの。彼らの映画の中でこれが一番。別にごまをすっているわけではなくて、他の映画と比べてもスリルとおかしさのバランスが最高」

 アメリカの田舎町を舞台に、偽装誘拐が引き起こす惨劇とそれに関わる人々の奇妙な姿を描く。

監督:ジョエル・コーエン/出演:フランシス・マクドーマンド、スティーヴ・ブシェミ

2013.12.25(水)
成田陽子=取材・文
アフロ=写真提供

CREA 2014年1・2月合併号
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この記事の掲載号

運命の映画 最愛のドラマ

CREA 2014年1・2月合併号

運命の映画 最愛のドラマ

定価 670円(税込)