今回のマクロビレシピに欠かせない食材はこれ!

タカキビ

マクロビ食材「タカキビ」の写真

 アフリカ原産の穀類で、モロコシともコウリャンとも呼ばれます。雑穀の中では夏向きのものに分類されますが、お米をはじめ主食となる穀類全般は、マクロビオティックでは一年を通して安心して食べることのできる食材です。オールベジのお料理では、タカキビの形状、食感を生かして挽肉に見立てて使い、ハンバーグやそぼろ、ミートソース風のお料理に利用します。

甜菜糖

マクロビ食材「甜菜糖」の写真

 お料理にコクを出したり、おいしそうな照りをつけたり、またスイーツの甘味料としてなくてはならないお砂糖ですが、原料となるサトウキビは南国産の植物であり、温帯地域に暮らす私たちには体を冷やしすぎてしまう傾向があります。そのため、マクロビ的には寒い地方で育つ甜菜(ビート)の根から作られる甜菜糖を使用します。腸内のビフィズス菌を増やしてくれる天然のオリゴ糖がたっぷりで、まろやかな風味のお砂糖です。

中村恭子 (なかむら きょうこ)
地産地消料理研究家/健康管理士
クシマクロビオティックス・コンシェルジュ/食育アドバイザー
2011年東京都より長野県茅野市に移住。同年、自身のプロデュースするオールベジの焼き菓子を提供するCafe 楢 Oak(カフェオーク)をオープン。また地産の伝統野菜を紹介するイベントの企画・運営や、それらを使ったオールベジ料理・菓子のメニュー開発等を行う。東京・蓼科で月に一度オールベジ料理を食べて学ぶ料理教室を主催。
ブログ(毎週水曜日更新) www.cafe-oak.net
※カフェの営業はゴールデンウィーク・夏季シーズンのみ
Facebook www.facebook.com/kyoko.nakamura.18

撮影/秋元良平 ryohei-akimoto.jp

Column

自分にも地球にも優しい
「週1回ベジ食」のすすめ

週に1回、お肉を控えて野菜を中心にした食事をする「週1回ベジ食」はじめませんか? 「週1回ベジ食」は、体に優しいのはもちろん、肉食をやめることで地球温暖化の原因のひとつと言われる無理な畜産の抑制にもつながる、地球にも優しい食スタイル。自分と地球をいたわる、ヘルシーなだけでなくちゃんとおいしい「週1回ベジ食」レシピをご紹介します。

2013.12.13(金)