セレブな会員制クラブ内のレストランで、刺激的なディナーを

FLATiRON(フラットアイアン)
メニュー名:ディナー フラットアイアン

肉料理はオックステールと牛ほほ肉の煮込み。冷たいフォアグラパウダー、温かい赤ワインソースとともに

 年末です。パーッといきましょう、パーッと! そんな会話が交わされる季節です。アベノミクスによるプチバブル感も漂い始めた今年の師走、せっかくですから景気よくいこうじゃありませんか! ということで、東京・飯倉の「東京アメリカンクラブ」に行ってきました。

 東京アメリカンクラブとはご存じの通り、在日アメリカ人を中心としたトップビジネスパーソンを主な構成員とするセレブな会員制クラブ。会員になるためには現会員2名による推薦と、理事会による英語の面接を受ける必要があり、入会金は300万円……という高いハードルをパスしないと通常は利用できないのでありますが、クラブ内のレストラン「Decanter(デカンタ)」は、広大なクラブ内で唯一、非会員も利用できるのです。

 そしてこの「Decanter」の一角には、ショーレストラン「FLATiRON(フラットアイアン)」があります。8席のみのカウンターで楽しめるのは、伝説のレストラン「エル・ブジ」(現在閉店)で脚光を浴びた“分子料理”など、新しい料理技法を取り入れたコース料理。店名のフラットアイアンは直訳すると「鉄板」ですが、カウンターにはあたかも鉄板焼きレストランのような鉄板が設置され、そこでシェフが流れるようなトークをはさみつつ、お料理を仕上げて出してくれます。演出を凝らした刺激的な料理とサービスは、ラスベガスのショーのよう! 一皿ごとに場沸き、美味しい発見にテンションが上がります。コースは全部で10皿あり、10皿が運ばれる間ずっと気分は上り調子。ですからデザートの頃には、ドーパミンが放出されて“ハイな感じ”です。瞳はキラキラ輝き、頬は上気して、恋する乙女のよう(笑)。というわけで、「FLATiRON」のコースをいただいたゲストは、食後は確実にカワイイ顔になっています。

口直しのカクテル。材料はショウガ、シャルドネジュース、ボンベイサファイア(ジン)、液体窒素

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2013.12.10(火)