カピバラの入浴が始まったのは偶然だった……

カピバラたちの入浴は、毎日10:30から1時間ほどを予定。彼らが満足するまでお風呂に浸かってもらうそう。土・日曜、祝日、そして冬休みと春休みの期間中は、13:30からもバスタイムを開催

 静岡県伊東市の「伊豆シャボテン公園」では、2013年11月23日(土)から14年4月6日(日)まで、同園の人気者であるカピバラたちをフィーチャーしたさまざまなイベントが開催される。

 “カピバラの露天風呂”は、1982年からスタートし、31周年を迎えることになった冬の名物。

 この看板イベントは、実をいえば偶然の産物だった。

 ある日、飼育スタッフが温水を使ってカピバラの展示場を洗浄していたところ、溜まったお湯にカピバラがゆったりと浸かっているのを目撃。浴槽を設えたらカピバラが喜んで入浴するのではないかと思い立ち実行に移したら、その読みは的中。以来、彼らにとって寒い冬のバスタイムは欠かせない習いとなっている。

 今では日本中の動物園でカピバラの入浴が行われるようになったが、その元祖はというと、この伊豆シャボテン公園なのである。そんな長い歴史を誇る老舗ゆえか、こちらで愛でることのできるカピバラの入浴風景はとてもバラエティ豊か。

<次のページ> 生まれたばかりの赤ちゃんカピバラは必見!

2013.11.22(金)