Magnificent View #050
ローモンド湖(イギリス)

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 スコットランド中部にあるローモンド湖は、南北の長さ39km、東西の幅は最も広いところでも8kmという細長い湖。面積はスコットランド最大だ。この湖は、氷河の侵食によって生じた谷に水が溜まってできた。つまり、フィヨルドの形成と同じ仕組みである。

 寒い朝、霧に包まれた湖面が陽光を照り返す様子は、実に幻想的。ケルト神話の世界が目の前に現れたようだ。日本人なら、摩周湖を思い起こしてしまうかも。

 スコットランドで話されるゲール語では、湖のことをロッホと言う。ゆえにローモンド湖も、現地ではロッホ・ローモンドと呼ばれる。スコットランドには、この湖以外にも、ネッシーで知られるネス湖など、魅力的なロッホが多い。

Column

今日の絶景

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2013.11.19(火)