Q.2 妊娠線を作りたくない!

A.2 体重の増えすぎが妊娠線の原因に。こまめな保湿を欠かさないで

 お腹が大きくなるにつれ、皮膚に赤みがかった線ができることがあります。これが妊娠線です。早い人では妊娠5カ月からできることもありますが、妊娠8カ月ごろから出産直前までがもっともできやすい時期。でき方には個人差があり、お腹だけでなく胸やお尻にもできたり、1本だけの人もいれば十数本にものぼる人もいます。

 予防としては、まず体重を増やしすぎないこと。妊娠線の原因のひとつは、急な体重増加で伸びる皮膚の速度に皮下組織の伸びが追いつかず断裂することなので、体重のコントロールがとても大切です。そして、妊娠5カ月ごろから自分の肌に合うクリームやオイルを使い、妊娠線ができやすい部分をやさしくマッサージしてください。自分では見えにくいお腹の下側にできてしまう人が多いので、見えにくい場所も鏡を見ながら丁寧にケアしましょう。

 妊娠線は残念ながら一度できると消えることはありませんが、出産すると白っぽく目立たなくなっていきます。たとえできてしまっても“妊娠の勲章”だと思って気にしすぎないでくださいね。

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2013.11.26(火)
text:Kayuki Senoo
photograph:Twonix Studio/shutterstock.com