トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート

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魚介が自慢のスペインバルで
イソギンチャクを食べる

 世界を旅してきた女性トラベルライターが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたままどこにも公開しなかった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、週替わりで登板します。

 第3回は、大沢さつきさんがスペインのグラナダで食した仰天料理。

有名シェフお薦めのグラナダの「バルFM」

「カリマ」の前菜“岩のある風景”。カメノテとか入って、これまたマニアックな一皿

 スペイン、マラガの2つ星レストラン「カリマ」。取材を終えて片づけをしていると、グルマンなコーディネーター氏とシェフのダニ・ガルシア氏が何やら話し込んでいる。以下、想像のダイアローグ。

「次はどこに行くの?」
「これからグラナダなんですよ。アルハンブラ宮殿の取材です」
「レストランも取材するの?」
「いや、バルのハシゴを紹介しようかと思って」
「どこどこ? スゴクおいしいバルがあるよ!」
「エっ!  なんていう店です?」
「FMっていうバル。ここは超お薦め」
「聞いたことありますよ! どこかのシェフもおいしいからぜひ行けって」
「これが電話番号。とにかく魚介が新鮮だから行くといいよ」

 てな感じの情報を携えて、一路グラナダへ。

グラナダの街は内陸のイメージだが、約30km南下すれば海。新鮮な魚介には事欠かない

 教えてもらった店は、バル密集エリアからはかなり外れていたので、ハシゴ企画には向かず取材はナシ。でも当然! 夕食はその店に行くことに。

 店への道すがら、コーディネーター氏曰く。

「そうとう魚介にこだわってる店なので、イソギンチャクがあるんじゃないかな。食べたことあります? イソギンチャク」

 イソギンチャクぅ~! あの頭にゆらゆら触手をはためかせてるヤツ??? アレを食べる!!! げげっ。珍味というよりゲテモノ系……。と、アゲアゲな気分は一転、かなりヒキ気味となる。

<次のページ> 磯の香り漂うイソギンチャクを召し上がれ

2013.10.15(火)

text & photographs:Satsuki Osawa

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