京都ならではの意匠が凝らされた優美で個性的なホテルが、今年も続々と誕生している。

 洗練されたあしらい、おもてなし、美味の数々─ホテルでなければ叶わない特別な体験に満たされる時を。

 おすすめのホテルを6回に渡りご紹介。


任天堂創業の地に誕生した安藤忠雄氏の建築も話題

◆丸福樓(まるふくろう)

 1889年に京都で創業し、今や世界的なブランドとして親しまれている任天堂。

 その発祥の地に立つ旧本社社屋と、創業者一族が暮らした邸宅が個性溢れるホテルとして生まれ変わり、2022年4月1日(金)にその扉が開かれた。

 美しい洋風建築のエントランスを入ると、そこに広がるのは歴史を感じさせる幻想的な空間。

 さらに京都ならではの奥へ奥へと続く土地に建築が連なり、昭和初期に建てられた既存棟と融合するように現れるのが、安藤忠雄氏が設計監修した新築棟だ。

 シンプルかつスタイリッシュな空間が清冽な印象で、建築としての見どころを存分に堪能してみたい。

 また、全18室の客室はすべて趣が異なり、どの部屋に滞在するか悩むのも楽しい時間だ。

 なお、滞在は夕・朝食などがオールインクルーシブ。

 人気の料理家・細川亜衣氏が監修する無国籍料理レストラン、ワインや軽食を用意するラウンジも大きな魅力となっている。

丸福樓(まるふくろう)

所在地 京都市下京区正面通加茂川西入る鍵屋町342
電話番号 075-353-3355
客室数 18室
料金(1室) 100,000円~(1室2名利用、オールインクルーシブ)
https://marufukuro.com/

Feature

京都ならではの意匠を堪能
美意識を感じる工芸ホテル

Edito & Text=Shojiro Yano
Photographs=Takashi Shimiz