2枚の写真を比較しながら楽しむ写真集『絶景×絶景』

表紙にフィーチャーされたのは、ボリビアのアルティプラノ高原にあるコロラダ潟をとらえた写真。繁茂する藻類が、湖面をオレンジ色に染める。気温はマイナス30℃まで下がるという

「ナショジオ ワンダーフォトブック」は、雑誌「ナショナル ジオグラフィック」が蓄積してきた膨大な写真アーカイブを活用し、地球のさまざまな表情を届けてくれる写真集のシリーズである。

 ちなみに、第3弾にあたる『砂漠』は、このコラムでも紹介。その美しく珍しい写真の数々は、CREA WEB読者の関心を大いにかき立てた。

 そしてこのたび、同シリーズ第4弾となる新刊が登場。またもや評判を呼んでいる。タイトルは『絶景×絶景』。

上:真紅に染まったナトロン湖。タンザニアにあるこの塩湖は、乾季に水分が蒸発すると、それに伴い塩分濃度が上昇。塩を好む微生物が繁殖し、湖面が赤くなる
(C) GERRY ELLIS / MINDEN PICTURES / National Geographic Creative
下:上の画像と同じナトロン湖の雨季の風景。乾季とは一転して豊かな水をたたえた美しい湖に、フラミンゴの群れがたたずむ。これほど劇的な変化を見せる湖は二つとないだろう
(C) DAVID PLUTH / National Geographic Creative

 本書の構成は実にユニークだ。表題の通り、見開き単位で2枚の絶景写真を1ページごとに収録し、その組み合わせの妙を楽しむことができるようになっている。

 同じひとつの場所が季節の変化に応じて見せるまったく異なる相貌、正反対の風土なのに偶然似てしまった景観など、驚きのマッチングが満載。読者は、ページをめくるたびに、驚きの声を上げてしまうはずだ。

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2013.09.28(土)

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